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ドッグフードはワンちゃんの大切な食事ですが、ワンちゃんは自分で選べないため飼い主さんがいろいろな商品の中から悩みながら選ぶことになります。おいしさはもちろん栄養バランス、安全性、コストパフォーマンスなどすべてを兼ねそろえた商品を見つけるのは難しいことです。
今回は30年間ペットと向き合ってきたユニ・チャームから、おいしさと栄養バランスを考えて多彩な商品ラインナップを取りそろえた愛犬元気に注目してみました。特徴や原材料、気になる点などもまとめてみましたので参考にしてみてください。
愛犬元気のドッグフード
愛犬元気にはカリッとした食感を楽しむドライタイプ、やわらかくて食べやすいソフトタイプと、缶のウェットタイプ、パウチタイプがあります。ドライタイプとソフトタイプには全成長段階用のほか、ライフステージや小型犬用、中・大型犬用、ピンポイントで柴犬用というものもあります。
愛犬元気 ビーフタイプ
愛犬元気にはビーフをベースにした商品が多くあり、ドライタイプでは子犬用と低脂肪を除く11種でビーフが使われています。特に全成長段階用について注目してみていきましょう。
愛犬元気・全成長段階用はビーフ、緑黄色野菜、小魚入りのカリッとした新食感のドッグフードです。良質なタンパク質やカルシウム、ビタミン、ミネラルをバランスよくとれる総合栄養食で、消化吸収のために消化性に配慮した原材料を配合しています。
愛犬元気 チキンタイプ
愛犬元気でチキンタイプのものに子犬用があります。離乳から1歳頃までの子犬と、妊娠・授乳期の母犬に適した栄養バランスになっています。口が小さい子犬でも食べやすい小粒タイプです。
また、愛犬元気パックンには鶏ささみを使ったものも多くあります。低脂肪でおいしい鶏ささみや野菜、小魚、チーズを使ったやわらかくて食べやすいふっくら仕立てのドッグフードです。
愛犬元気の特徴
公式では「愛犬元気はおいしさと栄養バランスを考えたフードです。ライフステージや愛犬の健康状態に応じた多彩な商品ラインアップを取りそろえています。」と書かれています。愛犬元気の特徴を詳しくみていきましょう。
料金が安い
ドッグフードの値段はショップによってもさまざまですが、2019年1月現在調べた最安値金額では「愛犬元気・全成長段階用6kg」は1242円でした。100gあたり20.7円で、100gあたり100円以上するフードも多くあるのでかなり経済的で、たくさん食べるワンちゃんや、複数のワンちゃんと暮らしている飼い主さんにとってはかなりコストパフォーマンスが良いといえます。
消化吸収に配慮
愛犬元気の商品説明に「消化吸収のサポートのために消化性に配慮した原材料を配合」とあり、原材料をみるとビール酵母が使われています。ビール酵母は善玉菌を増やし腸内環境を整えるので消化吸収に良いといえるでしょう。
おいしさがぎっしり
愛犬元気は「元気な体は毎日のおいしい食事から」という考えのもと、ドライタイプではお肉の旨味と香りの相乗効果でワンちゃんの喜ぶおいしさを実現しました。缶タイプではお肉をたっぷり使用し、パウチタイプでは良質の角切り肉を素材の旨味がたっぷり溶け込んだ肉汁とミックスしています。
豊富なラインナップ
愛犬元気は子犬、7歳以上、10歳以上、13歳以上といったライフステージ対応の商品に加え、小型犬用、大型犬用、肥満が気になるワンちゃん用、柴犬用などワンちゃんの特徴や犬種にあわせたラインナップがあります。
シニア対応商品が豊富
愛犬元気はラインナップが豊富ですが、特にシニアのワンちゃんに対応する商品として段階的に7歳以上、10歳以上、13歳以上の商品があります。
13歳を過ぎたワンちゃんのための商品の特徴に注目してみましょう。まず、腰・関節の健康維持のために、グルコサミン・コンドロイチンを配合し、歯・骨の健康維持のために、カルシウム・リンをバランスよく調整してあります。また、ビタミンEを強化し(愛犬元気7歳以上用比約125%)、さらにビタミンCを配合した総合栄養食なので、13歳以上の中・大型犬の健康維持に配慮し、免疫力維持をサポートしています。
さらに食べやすい粒サイズにも配慮した高齢のワンちゃんに優しい商品です。
愛犬元気の原材料
愛犬元気は必要な栄養がバランスよくとれる総合栄養食とのことで、原材料と栄養価について詳しく検証していきましょう。
成犬用の原材料と栄養価
下記は愛犬元気・全成長段階用の原材料と栄養価です。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、パン粉、コーングルテンフィード等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフパウダー、ササミパウダー等)、動物性油脂、豆類(脱脂大豆、大豆エキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、ビール酵母、チーズパウダー、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)、ミルクカルシウム
タンパク質 23.0%以上 脂質 10.0%以上 粗繊維 4.5%以下
粗灰分 8.5%以下 水分 10.0%以下
エネルギー 約360kcal
まず、原材料についてですが、主原料が穀物になっています。ワンちゃんは肉食寄りの雑食なので腸が短く穀物を消化しにくい身体の構造になっているため、控えたほうが良い原料ということになります。さらに多く使われている穀物がアレルギーを起こしやすいトウモロコシと小麦粉というところも気になります。
また、肉類についても表記がチキンミール、チキンエキス、ビーフパウダー、ササミパウダーとなっています。生肉やフレッシュチキンと違い、○○ミールや○○パウダーと表記されるものは、人間の考える可食部以外の、頭やとさか、内臓や羽までも粉砕して使っている可能性があります。安全な部分しか使っていない可能性ももちろんありますが確認のしようがないため原材料の安全性にこだわりを持つ飼い主さんには敬遠されることの多い原料です。
続いて添加物ですが、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)が使われているのも気になるところです。しかし、危険な人工酸化防止剤は使われていません。配合された酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)については天然のものなので安心です。
また、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)は豊富に配合されているので栄養バランスは良いといえるでしょう。
消化吸収のサポートのために配合されているビール酵母については19種類のアミノ酸にミネラル、ビタミンも含まれていて、腸内環境の改善による便秘解消や食欲アップはもちろん、皮膚や被毛の改善、疲れのサポート、脂肪分解酵素によるダイエット効果も期待できます。
栄養価としては、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準である成犬のタンパク質18.0%以上、脂質5.5%以上を満たしています。
子犬用の原材料と栄養価
愛犬元気ドライタイプ子犬用の原材料と栄養価です。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉、コーングルテンフィード、フスマ等)、肉類(チキンミール、ビーフミール、チキンエキス、ササミパウダー等)、動物性油脂、豆類(大豆、大豆エキス)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、チーズパウダー、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)、ミルクカルシウム
タンパク質 25.0%以上 脂質 13.0%以上 粗繊維 4.5%以下
粗灰分 8.5%以下 水分 10.0%以下
エネルギー 約370kcal
子犬用についても成犬用と同様で一番多く配合されている主原料がアレルゲンになりやすいトウモロコシ、小麦粉をはじめ、ワンちゃんの消化器官と相性の良くない穀物であること、肉類がミールやパウダーであることが気になります。もちろん、着色料についても心配です。
ミネラル、ビタミン、ビール酵母の配合は総合栄養食として栄養バランスが良いといえるでしょう。
栄養価としては、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準である子犬のタンパク質22.5%以上、脂質8.5%以上を満たしているので安心です。子犬は成長のためより多くの栄養を必要としているので成犬よりも多い基準になっています。
愛犬元気の与え方
愛犬元気の与え方の基本はパッケージに記載された目安量ですがさまざまな条件により変わってきます。
たとえば季節ですが、春に食べる量がワンちゃんの基本量になります。肥満にならない食事量を飼い主さんが見極めてあげましょう。夏は暑さで食欲が落ちることがありますが水分とエネルギーが多く必要なため栄養不足にならない工夫が必要です。秋は食欲が増す時期で冬に備えた栄養が必要ですが肥満には気をつけましょう。冬は体温維持のため多くのエネルギーを必要とします。特に外のワンちゃんには気をつけてあげることが大切です。
散歩の時間や普段の動きの多さなどの運動量、体調、室内犬かどうか、もともとの食欲、避妊・去勢をしたか、犬種、おやつを食べているかなども考慮する必要があります。また、パッケージの記載量は1日分のグラム数のことが多いので食事の回数で割って与えましょう。
成犬、子犬の食事の注意点についてまとめてみました。
成犬の給与量
成犬は1日2回が食事の基本ですが超小型犬やシニアの場合は一度にたくさん食べられないので少量ずつ回数を増やしましょう。また、下痢や嘔吐をしやすいワンちゃんも少量ずつ与えたほうが胃腸に負担がかかりません。飼い主さんが観察して体重の増減があるようなら少しずつ調節していきましょう。
子犬の給与量
子犬は成長のためにたくさんのエネルギーを必要とするので1日3回、または4回与えても大丈夫ですが肥満にならないように注意することが大切です。
愛犬元気の問題点
おいしさと栄養バランスを考えて作られている愛犬元気ですが、問題点もあり、気になるのは原材料の項目でも触れましたが、配合されている原料です。
ワンちゃんの身体の構造上消化しにくい穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、パン粉、コーングルテンフィード等)が多く配合されているため、お腹の弱いワンちゃんは便がゆるくなったり下痢をする可能性もあります。トウモロコシ、小麦、豆類の大豆はアレルギーの心配もあります。
また、チキンミール、チキンエキス、ビーフパウダー、ササミパウダーと表記されている肉類も生肉やフレッシュチキンと違い、動物のどの部分が混入しているか明確にされていないので最近のドッグフードでは避けられることの多い原材料です。
特に気になるのは添加物で、ワンちゃんは色合いによって食欲を左右されることがないといわれているので本来必要がなく、健康にとってデメリットしかない着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)が使われています。海外では人間用の食品への使用が禁止されているものもあるのでできればドッグフードからも排除したいものです。
しかし、天然の酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)を使っている点、ミネラル、ビタミンが豊富に配合されている点は総合栄養食として評価できます。
まとめ
愛犬元気は原材料の不安はあるものの、長く愛されている商品であることも事実です。口コミも食いつきが良い、いいうんちが出るなど良いものもたくさんあります。何よりも価格が安くコストパフォーマンスが良いところは飼い主さんにとって評価が高いところです。
消化吸収をしにくい穀物が多い点や、アレルギーを起こしやすい原材料についてもすべてのワンちゃんに当てはまることではなく症状の出ないワンちゃんもいます。原材料に特にこだわりがあるのでなければ一度試してみても良いかもしれません。
愛犬元気以外のおすすめドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
モグワン
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
アカナ
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 5,724円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)