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ベストバランスのドッグフードの特徴は?栄養価から口コミまで解説!

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愛犬の健康維持のためには、ドッグフード選びが大切だといえます。とはいえ、数ある中から愛犬に合ったドッグフードを探すのは困難だと感じる飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

そのため、知名度も高く、ペットショップやホームセンターなどで手に入りやすい大手ペットフードメーカーのドッグフードを選ぶ飼い主さんも少なくないです。

そこで今回は、国内でも大手のペットフードメーカーであるユニ・チャーム ペットの「ベストバランス」の特徴や栄養価、対象となる犬種、口コミの評価について解説します。

ベストバランスの特徴

ベストバランスは、ユニ・チャーム ペットが動物栄養学博士と共同開発した犬種別専用のドッグフードです。犬種別に開発された理由は、犬種ごとに身体の特徴や性格、行動などが異なるため、サポートすべき栄養面も犬種ごとに変える必要があると考えたためです。

ベストバランスには、以下の4つの特徴があります。

1. 検査と試験に基づいて安全を追求
2. 品質、環境マネジメント国際規格取得
3. エクストルーダー設備で調理
4. 原材料メーカーには定期的に訪問

実際にどのような安全管理がなされ、製造されているのかを解説します。

検査と試験に基づいて安全を追求

ベストバランスは、検査と試験に基づいた安全を追究したドッグフードです。その背景には、2007年に起こった米国での事故が挙げられます。

米国産のドッグフードに化学物質メラミンが混入していたため、ドッグフードを食べた多くの犬の命が奪われる悲しい事故が発生しました。事故を皮切りに、日本でもペットフードの安全性が見直され、愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律として「ペット安全法」が施行されました。

ベストバランスもペット安全法に則った検査や試験が行われています。たとえば、製品の安全性チェックとして、外部分析機関による定期的な検査や、ペットフード公正取引協議会の総合栄養食の基準に沿った分析試験や給与試験による評価もされています。

品質、環境マネジメント国際規格取得

ベストバランスを製造する工場は2ヶ所で、大阪府にある伊丹工場と三重県にある三重工場です。どちらの工場も、品質・環境マネジメントに関する国際規格を取得しています。取得されている国際規格は、以下の通りです。

λ 品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」取得
λ 環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」取得

ISO9001とは、品質マネジメントシステムに関する国際規格で、170ヶ国以上の国で100万以上の組織が認証を受けています。ISO14001とは、環境マネジメントシステムに関する国際規格で、環境保護や時代と共に変化する環境に対応する組織であることが認証されています。

国際規格を取得するためには厳しい規格やルールに則ったマネジメントが必要なため、認証を受けた企業は社会的に信頼できる企業であることが分かります。

エクストルーダー設備で調理

ベストバランスはエクストルーダーという設備を利用して調理されています。エクストルーダーとは、原材料を水や蒸気を利用しながら加熱や加圧して調理し、粒状に成型する工程を行う設備を指します。

ベストバランスが製造される大まかな流れは、以下の通りです。

1. 原材料の受け入れ・検査
2. 原材料の配合・混合・粉砕
3. 原材料のふるいかけによる異物除去
4. エクストルーダーにより調理・成型
5. 製品の規格検査

原材料メーカーには定期的に訪問

ベストバランスの製造前には、原材料メーカーから提出された「原材料規格書」と社内で作成された「原材料調査票」とを照合し、確認が取れた原材料のみを使用しています。

安全管理はそれだけではなく、ユニ・チャーム ペットの社員が自ら原材料メーカーへの定期訪問を実施しています。原材料メーカーへの定期訪問を行うことで、「原材料規格書」の書面上にある情報だけでなく、原材料の品質管理状況を確認しているのです。

ベストバランスの実際の栄養価

ベストバランスは、安全管理が行き届いた環境や規定のもとで製造されていることが分かります。ただ、製造過程の安全性と製品が優れているかどうかは異なります。なぜなら、ドッグフードの中には少なからず、犬の健康を害する恐れのある原材料を使用しているドッグフードもあるからです。

ドッグフードの品質を確かめる1つの指標となるのが栄養価です。日本では、総合栄養食の栄養基準として米国のAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を採用しています。ベストバランスもまた、AAFCOの基準を満たすドッグフードであることが分かります。

【ベストバランス(ミニチュア・ダックスフンド用 成犬用)の栄養価】
λ エネルギー 約360kcal / 100g
λ タンパク質 21.0%以上
λ 脂質 11.0%以上
λ 粗繊維 4.5%以下
λ 粗灰分 8.5%以下
λ 水分 12.0%以上

ここで重要なのは、栄養価だけでは品質の良さを断言することができない点です。栄養価以外にも使用する原材料の種類にもよります。

主原料は穀類

ベストバランスの主原料は、トウモロコシや小麦粉などの穀類が記載されています。しかし、犬は本来、肉食であるため、穀類の消化があまり得意ではありません。犬によっては、消化不良や体調不良が引き起こす可能性も考えられます。

ミール系を大量に使用

肉食である犬にとって、新鮮で栄養豊富な動物性タンパク質を摂取することが大切です。しかし、ベストバランスではチキンミールやフィッシュミールといったミール系が多く使用されています。

一般的に、○○ミールは粗悪な原材料を使用されたものだと考えられています。ベストバランスは、具体的にどのような肉や魚が使用されているのかが不明確なため、原材料の安全性に不安が残るといえるでしょう。

合成酸化防止剤が使われている

ベストバランスには、合成酸化防止剤のエリソルビン酸Na(ナトリウム)や天然由来のミックストコフェロール、ハーブエキスが使用されています。ただ、合成酸化防止剤を使用しているため、天然由来の酸化防止剤を使用している意味がないといえるでしょう。

最近では、天然由来の酸化防止剤の品質も高まってきているため、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物だけを使用しているドッグフードも多いです。

人工添加物も多く入っている

近年、人工添加物が人間や犬の体に害を及ぼす可能性があると考えられています。そのため、人工添加物を一切使用しない「無添加のドッグフード」が増えつつあります。しかし、ベストバランスでは人工添加物が多く使用されています。たとえば、着色料や保存料、低カロリーの甘味料として使用されるソルビトールなどが挙げられます。

ドッグフードに使用すること自体は法定内の基準が満たされているので、必ずしも危険だとは言い切れません。ただ、長期間摂取し続けることで健康に支障をきたす可能性があることを理解しておきましょう。

主な対象の犬種

ベストバランスでは、以下の6犬種を対象にしています。

λ ミニチュアダックス
λ トイプードル
λ チワワ
λ ヨークシャテリア
λ シーズー
λ 柴犬

ここでは、上の4犬種とそれぞれのドッグフードの特徴について解説します。

ミニチュアダックス

本来、ミニチュアダックスは小型の動物を追う狩猟犬として誕生した犬種です。地中の巣穴に逃げ込んだ獲物を追いかけやすくするために、胴が長く短い足へと改良されていきました。

胴長短足の体型は、腰や関節に負担がかかりやすいため、ベストバランスでは腰や関節の健康維持に配慮しています。ミニチュアダックス専用フードの特徴は、以下の通りです。

λ 骨や歯の健康維持→カルシウムとリンのバランスを調整
λ 皮膚の健康維持や毛づや→オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸のバランスを調整
λ 腰や関節の健康維持→グルコサミン、コンドロイチンを配合
λ 免疫力維持→ビタミンE配合
λ 消化性に配慮した原材料を配合

トイプードル

トイプードルは利口で飼い主にも従順な犬種として知られています。また、トリミングによって様々なカットスタイルが楽しめることからも、日本で非常に人気が高い犬種です。トイプードルは小さい体ながらも活発でジャンプや走り回ることが好きです。さらに、他の犬種よりも腸が短いという特徴があります。

そのため、トイプードル専用のフードでは、ひざや関節、お腹の健康維持に配慮しています。トイプードル専用フードの特徴は、以下の通りです。

λ ひざや関節の健康維持→グルコサミン、コンドロイチン配合
λ お腹の健康維持→オリゴ糖配合
λ 消化性に配慮した原材料を配合
λ 骨や歯の健康維持→カルシウムとリンのバランスを調整
λ 皮膚の健康維持や毛づや→オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸のバランスを調整

チワワ

チワワは世界で最も体の小さい犬種として知られており、華奢な体に細い足ながらも活発に動き、ジャンプや走り回ることが好きな犬種です。そのため、骨やひざ、関節の健康維持に配慮しています。チワワ専用フードの特徴は、以下の通りです。

λ ひざや関節の健康維持→グルコサミン、コンドロイチン配合
λ 骨の健康維持→ミルクカルシウム、ビタミンD配合
λ 骨や歯の健康維持→カルシウムとリンのバランスを調整
λ 皮膚の健康維持や毛づや→オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸のバランスを調整
λ 消化性に配慮した原材料を配合

ヨークシャテリア

ヨークシャテリアは「動く宝石」と呼ばれるほどの美しい被毛が特徴的で、活発な性格から運動が大好きな犬種です。そのため、美しい毛並みや関節の健康維持に配慮しています。ヨークシャテリア専用フードの特徴は、以下の通りです。

λ 毛づやと皮膚の健康維持→ビタミンA、B群、C、Eを配合、オメガ6&3脂肪酸をバランス調整
λ 関節の健康維持→グルコサミン、コンドロイチン
λ 骨や歯の健康維持→カルシウムとリンのバランスを調整
λ 免疫力維持
λ 消化性に配慮した原材料を配合

口コミはかなり低評価

実際に愛犬にベストバランスを与えた飼い主さんの口コミには、低い評価が多いようです。主な口コミをご紹介します。

なかなか食べてくれない

ベストバランスを愛犬に与えたけれど、「なかなか食べてくれない」という口コミが多いようです。その一因として考えられるのは、主原料に穀類を使用していることが挙げられます。肉食である犬は、主原料に肉をたっぷり使用しているドッグフードの方が食いつきは良いと考えるのが妥当でしょう。

安いけど原材料が酷い

ベストバランスは全国のペットショップやホームセンターなどで簡単に入手でき、安価であるため、手に取りやすいドッグフードといえます。その一方で、「安いけど原材料が酷い」という口コミも少なくないようです。

主原料に穀類やミール系、人工添加物が多く使用されている点を考えると、無添加や人間が口にできるレベルのヒューマングレードのドッグフードに比べ、安全性が低いと考えられても仕方ないでしょう。

吐いてしまった

ベストバランスを食べた犬が「吐いてしまった」という口コミも多くあるようです。その一因として、穀類によるアレルギーや消化不良などによる体調不良から摂取したものを吐き戻してしまったことが考えられます。

便の調子が悪くなった

「便の調子が悪くなった」という口コミも少なくないようです。その一因として、ベストバランスの主原料に穀類が多く使用されていることが挙げられます。穀類の消化は、犬の消化器官に大きな負担をかけるケースもあるため、犬によっては下痢をしたり排泄物のにおいがきつくなったりすることもあるようです。

まとめ

ベストバランスは国際規格の認証を取得しており、製造における安全への取り組みに関しては評価できるでしょう。しかし、原材料の多くが安全性に不安のあるものが使用されています。愛犬の健康維持のためにドッグフードを選ぶのであれば、以下の点に注意して愛犬に合ったドッグフードを選ぶことをおすすめします。

1. 主原料に新鮮な動物性タンパク質(肉や魚)を使用していること
2. 原材料すべてがヒューマングレードであること
3. 人工添加物を一切使用しない無添加であること
4. 原材料の産地が明確化されていること
5. 原材料に穀物が使用されていないグレインフリーであること

ベストバランス以外のおすすめドッグフード

アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。

モグワン

モグワンイメージ画像
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:1.8kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

アカナ

アカナイメージ画像
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 5,724円(税込)

詳細ページ公式ページ

カナガン

カナガンイメージ画像
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

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