飼い方

狆(チン)の魅力は時代を超える!大奥で流行したSNS映えする日本犬とは?

アンドペットおすすめのドッグフード

<1位> モグワンドッグフード 〜愛情たっぷりのスペシャルフード〜
<2位> ブッチ 〜トライアルセットで3種のフードが試せる♪〜
<3位> このこのごはん 〜獣医師が推奨!やさしいごはん♪〜

ランキング詳細

江戸時代の歌舞伎・浄瑠璃の中には狆が登場する話があります。富裕層に飼われている狆があまりにも贅沢三昧に暮らしていたのを見て主人公の息子が「狆になりたい」と言うのですが当時の芸能でも取り上げられるほどの人気でした。

日本では洋犬の人気に押されあまり見かけることはありませんが欧米では愛好家がたくさんいる犬種です。大きな瞳と低い鼻で愛きょうがある狆の人を引き付けてやまない秘密を調べてみます。

狆の性格


仔犬のままのように愛くるしい狆は日本へ贈り物として献上されて以来、室内犬の代表として愛されています。穏やかで利口な狆の特徴を調べます。

おとなしい

穏やかな性質は室内犬として育成されてきたからです。飼い主の膝に乗っても飽きずにくつろぐ姿は場を和ませます。

フローリングの同じ場所を執拗に引っかいて傷をつけるなどはなく、幼犬の頃にしつければムダ吠えもあまりありません。

そして利口なので無駄にかむことも多くありません。おとなしい犬種ですが活発な一面もありますから飼育して飽きることがありません。

人懐っこい

狆はかつて「抱き犬」と言われるほど人と触れ合ってきた愛玩犬です。日本で狆以外は番犬として外飼いされていたので見知らぬ人にはほえる性質が喜ばれていました。

それに対して狆は室内で飼育されてきましたから人を好み、うるさくない性質に改良されてきました。

また、飼い主との触れ合いを好みます。ペットの抱っこやグルーミングの手間を惜しまなく親密な関係が好きな方にお勧めです。

繊細な一面も

人が大好きで愛着が強く飼い主と離れることを嫌います。飼い主が替わったり、住居を替えたりするとふさいでしまうこともあります。

このような性格から飼い主と一緒の旅行は問題はありません。ですが飼い主の留守や他人に預けられるのは得意ではありません
そのようなことからペットホテルのような個室に入れられるのは特に苦手です。

狆の体重や特徴


狆は愛玩犬にふさわしい華奢な体つきです。猫のように膝にあげたり抱っこしたりするのにちょうど良く「座敷犬」などと呼ばれて部屋の中で大切に飼育されていました。
浮世絵などでは大奥の女性に狆が飼われているモチーフが多くあります。

狆の体重

狆は2キロから3キロの体重です。5キロくらいになる場合もありますが個体差ですから肥満でなければ心配はいりません。ずっと膝に上げておいても無理のない重さです。
とは言え、体重が増えすぎると細い脚に負担がかかり病気の原因になるので体重管理は必要です。

狆の体の特徴

体つきはオスは25cmくらい、メスは少し小さ目で23cmくらいです。チワワよりは大きいというイメージです。

体長(首の下の胸の位置からお尻までの長さ)と体高(背中から地面までの長さ)の長さが等しくスクエアに見えます。このバランスが狆の理想的な体形です。

体長、体高のバランスと厚めの長い被毛のせいで小さく華奢(きゃしゃ)な犬種がふっくらしたように見え、そこが魅力の一つです。

狆の被毛の特徴

狆の被毛はやわらかく、しなやかなシルクのようで愛くるしい小型犬をより魅力的にしています
被毛のタイプはシングルコートです。最近ではダブルコートの狆もいると知られてきています。シングルコートとダブルコートの違いを説明します。

シングルコートは言葉の通り一種類の被毛、ダブルコートは2種類の被毛を持っているという意味です。

ダブルコートの外を覆う太く張りのある被毛をオーバーコートと言い、細くやわらかい保温、保湿に優れた被毛をアンダーコートと呼びます。

ちなみにシングルコートはオーバーコートである場合が多く太く張りのある被毛なのですが狆はシルキータッチといわれるように比較的やわらかい被毛です。

シングルコートは季節に関係なく被毛が生え変わります。ダブルコートは冬毛、夏毛というよう春・秋にアンダーコートが生え変わりますからブラッシングなどのケアが必要です。

被毛のタイプによらず耳や首回り、尻尾には豪華なフサフサの長い飾り毛があり、からんで毛玉にならないように週に1~2回のブラッシングが必要です

頭と顔、前脚は短い被毛です。前髪のカットは必要ありません。カットの必要なロングコートの犬種とは違い顔周りがすっきりしていて面倒がないのは助かります。

狆の毛色は白が地色で黒、赤(茶)の斑が入ります。口、鼻の周りから額、頭頂部まで白の地色が見えているのを理想としています。

江戸時代には毛色の模様に名称があり模様を楽しむという風流な流行もあり短冊、バチ、奴など模様の形に名前がついていました。

その他の特長

狆の長所はたくさんあるなか室内犬として重要なポイントは「体臭があまりない」ことです。江戸時代、江戸城では大奥でかわいがられ、皇族、上級武士、豪商など豊かな生活ができる層に飼われていましたからけもの臭くないのも人気の理由でした。

現在の日本の家屋は高気密になり、生活臭も気にする時代になっていますから「体臭があまりない」のは助かります。

狆の歴史


歴史をひも解くと狆は朝鮮から贈られたという説が有力です。仏教伝来とともにと言われたり、日本書紀では623年、続日本紀では732年また、824年にも記録があります。または遣唐使が帰国の際に連れて戻ったとも言われています。この時代の狆は現在の狆という犬種と同じではないのかもしれないという説も含め諸説あり定かではありません。

小さい犬が「ちいさいぬ」→「ちいぬ」→「ちぬ」と転化して最後には「ちん」になりました。ですから最初は小さな犬のことを指していたという説もあります。

狆は江戸時代には一大ブームになりブリーダーも出現するほどの人気の犬種でした。
きっかけは生類憐みの令を制定した5代将軍徳川綱吉「犬公方」が狆を飼っており「お犬様」としてかわいがっていたからです。

1953年数頭がペリーに連れられ浦賀港を出て1854年に西欧諸国に知られることになり愛好家の間で人気になり多く輸出されて行くことになりました。

最初に飼ったのはそうそうたる顔ぶれで2頭はイギリスのビクトリア女王、アメリカではフランクリン大統領を筆頭に長官ジェファーソン、黒船のペリーの息女キャロラインなど富裕層・貴族でした。

国外で繁殖・育成されていたおかげで第二次世界大戦で日本国内で狆の飼育数が激減した際、逆輸入することができたのです。

今現在飼われている狆の多くはイギリス・フランスで改良された狆と日本の狆の交配から生まれました。

狆は日本犬とは思えない平たい顔つきです。日本犬といえば口、鼻周りが長いもの、口がとんがったものを想像されるかと思います。

それでも狆はれっきとした日本原産の犬種で国外の血統書認定団体に日本犬で初めて認定されました。

※補足すると犬の口、鼻周りにかけての部分をマズルと言い、口吻(こうふん)とも呼びます。狆などの鼻ぺちゃ、鼻が短い種類を短吻種(たんふんしゅ)犬と呼んでいます。

短吻種犬のほとんどはチベット原産の犬種につながっています。チベタン・スパニエル系もしくはペキニーズも近縁と言う説が有力です。

狆ミニ知識

浅草には「ちんや」というすき焼き専門店があるのですがこちらは江戸時代に大名・豪商に狆を卸し、愛玩動物の獣医をなりわいにして「狆屋」と呼ばれいました。転業後も「ちんや」と言う屋号残しています。

気軽に映像が撮れる時代になりSNSの世界ではちまたに比べ狆の人気が高まっています。インスタ映えと言うキーワードが狆人気再燃のきっかけになる可能性を期待させます。

東京都足立区にはアダチンという狆をモチーフにした未公認ゆるキャラがいます。ふわふわの毛並みとウルウルした瞳が特徴で文化芸術イベントなどを応援しています。

「やんちゃでちょっぴり生意気」「アート鑑賞が趣味」「一人でお散歩」「尻尾を筆にしてお絵かき」など江戸時代の殿様に愛されていた狆のイメージをそのまま残しています。2007年に公式キャラとして活動を始めましたが4か月後に格下げされてしまい捨て犬状態をネタに動画などでも活躍しています。

狆を飼うときのポイント

「狆」と言う文字は和製漢字と言って日本で作られました。由来は猫と犬との間の生き物を表すために「中」と言う字を用いて作られたました。

なぜ猫と犬の中間と言われたのか、それは室内飼いで、高いところが好きだったり脚をなめて顔を洗ったりするしぐさが猫っぽかったというのが理由です。確かにテーブルやソファのひじ掛けなどが好きだったりします。

穏やかな性格だけれど実は活動的でもあり、環境と飼い主の機嫌に合わせ個性が作られていきます。

活発な性格だが激しい運動に向かない場合も

鼻ぺちゃの短吻種の狆は鼻が低いからこそかわいらしいのですが短吻種に特有の弱点があります。
その一つが長吻種と比べると鼻の穴が狭いので鼻呼吸が苦手なところです。そのため長吻種に比べると呼吸の回数が多いのです。

犬は汗をかきませんから暑い時は呼吸で体温調整をします。普段から鼻呼吸などが下手な犬種ですので夏の熱中症や激しい運動には特別注意が必要です

活動的ではありますが激しい運動が必要な犬種ではありません。そういう訳で散歩などは気分転換に10分程度にして軽く済ませます

夏場は涼しい時間に出かけるなど暑さの影響を受けすぎないようにしてください。
運動での体重管理は難しいので食事量・栄養バランスで調整しましょう。

プライドが高い部分があるので褒めて伸ばすしつけをする

狆は頭が良いのでしつけに苦労することはありません。ただプライドが高いことと飽きっぽさがあるのでしつけに工夫が必要です。楽しく退屈させないように根気よく取り組んでください。

叱りすぎるとヘソを曲げるので十分にほめてしつける必要もあります。しつけは生後4カ月までが適期です。狆と飼い主が良好な関係を築ければ飼い主を喜ばせるために一生懸命言う事をよく聞きます。

被毛が絡まりやすいので定期的なブラッシングを

狆は比較的抜け毛の少ない犬種です。中にはダブルコートの狆もおり、春・秋には抜け変わが分かります。
被毛が長い狆は飾り毛が多いのがチャームポイントなのでしっかりとブラシをかけるべきです
その際、被毛は絡まりやすいので毛先からブラッシングしてください。根本からかけると絡まる可能性が高いですし、引っ張ることで皮膚を傷めてしまいます。

さらに、たれ耳に長い被毛があります。毛玉になりやすいので耳周りのブラッシングはまめに行ってください。

その他の注意点

鼻が低いがために目をぶつけやすいのです。家庭内の家具の角などにぶつけてしまわないように注意が必要です。

そして大きな瞳から出た涙は普通、鼻涙管を通って鼻に落ちていきますが、鼻ぺちゃなので目の周りが汚れて涙やけになってしまうこともあります。

他の犬種でも同じですが歯周病・口臭が気になる場合は毎日歯を磨きます。歯石がたまるのを防ぐだけなら週に2~3回でも構いません。

そして月に1~2回は爪を切る習慣をつけてください。爪には血管が通っていますから切りすぎに注意しながら行ってください。

狆は利口なので一度失敗すると次には嫌がってしまうからです。床を歩くときに爪が当たる音が聞こえるなら爪切りのタイミングは逃しています。すぐ切ってあげましょう。

狆の寿命やかかりやすい病気

すべての犬種にはそれぞれ、かかりやすい疾患があります。狆は一般的には健康な犬種ですがやはり狆がかかる傾向が認められる疾患があります。もちろん全部の狆が発症する訳ではありません。

狆の寿命

狆の寿命は平均12~13年と言われています。これは人と一緒で運動不足な上、食事に注意しなければ不調になって当然です。

ただ、狆は飼い主が管理してあげるほかに健康管理はできません。程よく散歩などの運動時間を持ち、食べ物に配慮し、体調の変化がないか観察することで健康で長生きし15年以上も一緒に過ごすことができます

病気が発症してしまった場合は7歳程度で亡くなってしまうようです。大切な家族ですから普段から良く関わって不調の兆しに気づきたいものです。

狆がかかりやすい病気

狆に多く、注意したい疾患は膝蓋骨脱臼です。膝の皿型の骨(膝蓋骨)は大たい骨のくぼみにはまって曲げ伸ばしの時に骨がずれないように「ちょうつがい」の働きをしています。このくぼみから膝蓋骨がずれたものが膝蓋骨脱臼です。狆の場合は内側に外れる「内方脱臼」が多いです。
飼い主が気づくタイミングは「ぴょんぴょん跳ねる」「片足を引きずる」「抱きあげたときに痛がる」時です

完全に外れた脱臼とズレた状態の亜脱臼がありますが両方とも強い痛みがあるようなので獣医さんに診てもらってください。軽いものだとズレを治すだけで済み手術をしないで炎症をおさえる薬、関節炎予防薬を処方されます。

この病気は放置するほど予後が悪いので早めに病院に連れて行ってあげてください。手術での回復は個体差がありますが完治します。

注意する点としては3点です。
狆は猫のようだと言われるように高いところが大好きです。室内で自由に歩き回ったりしますから階段のある家屋では段差に注意が必要です。小さい狆にとっては階段の高さは負担になるからです。

2点目はツルツルのフローリングもケガの原因になります。踏ん張れないのでひねってしまい反動で膝に負担がかかります。カーペットやコルク床など滑らない工夫をお勧めします。

3点目は体重が増えすぎると膝に負担がかかりますから適度な散歩と室内での遊び、食事の管理で調整をしてください。

その他かかりやすい疾患は頭部骨格形成不全です。虚弱体質や水頭症先になるリスクが高くなる病気です。運動障がいで歩行に支障が出たり、てんかんのような症状が出ることもあります。

人は1歳くらいまで頭のてっぺんの泉門が閉じていません。触るとペコペコするのでぶつけたりしないように注意しますが成長とともに形成され閉じます。

狆も仔犬のうちは開いていても大きくなるにつれ閉じていきます。しかし大きく開いているとさまざまな症状が出ることがあります。

小さな穴が残っている程度であれば問題はありませんが気になる場合は動物病院をお尋ね下さい。

まとめ

狆は一緒に暮らすには最適な犬種です。活動的になるのかおとなしい性格になるのかは飼い主のかかわり方で決まり、手をかければかける程飼い主のためにお利口さんになっていきます。

ちょっとしたお世話は必要ですが笑っているような表情にいやされる毎日になるでしょう。愛すべき「抱き犬」狆、家族の一員に迎える候補にお勧めします。

おすすめのドッグフード

アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。

モグワン

モグワンイメージ画像
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:1.8kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

アカナ

アカナイメージ画像
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 5,724円(税込)

詳細ページ公式ページ

カナガン

カナガンイメージ画像
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

こちらもおすすめ