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ダルメシアンの飼い方、解説!性格と特徴は?寿命となりやすい病気って?

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ダルメシアンは、ディズニー映画の『101匹わんちゃん』で有名な水玉模様の犬です。愛くるしい表情と人懐っこい性格が人気を呼び、世界中で愛されています。

賢くしつけがしやすいため、幅広い年齢層の家庭で飼われています。一方で、運動が必要だったりアレルギーが多かったりする特徴もあるため、きちんとした飼い方を知っておかなければ、病気になってしまいかねません。

ダルメシアンの性格や特徴を紹介し、飼い方のポイントやなりやすい病気、寿命などを徹底的に解説します。

ダルメシアンの性格

ダルメシアンを飼う上で、性格の把握は必須です。ダルメシアンは賢く従順な犬種ですが、気難しかったり神経質だったりする部分もあるからです。こういった性格を知っておかないと、飼っていく上でダルメシアンにストレスを与えかねません。ここでは、性格の特徴を3つ紹介します。

活発で好奇心旺盛

ダルメシアンは、活発で好奇心旺盛です。猟犬として使われていたこともあるため、体を動かすのが好きな犬種だからです。疲れ知らずであり遊び回るのが好きで、どんなものに対しても興味を抱く姿は、『101匹わんちゃん』そのものだと言えるでしょう。

運動能力が高いため、アメリカやイギリスでは、『ロード・トライアル』というダルメシアンの能力を試すドッグスポーツも存在します。この競技は、ダルメシアンが馬についていけるかを競ったあと、20kmや40kmのコースで耐久レースをおこなうといった過酷なものです。

このように、ダルメシアンを飼う際は常に運動させることを意識しましょう。体を動かさないでいると、ストレスが溜まってしまいます。散歩はもちろんのこと、信頼関係を深めるためにドッグランなどへ連れていきましょう。

愛情深く誰とでも仲良くできる

ダルメシアンは飼い主に対して深い愛情を見せます。牧羊犬として人間や動物とともに暮らしてきたこともあり、誰とでも仲良くできます。協調性も高いため、威圧的な態度を見せたり攻撃したりすることはあまりありません。

一方で、頑固なところもあります。番犬として使われていた過去もあるため、飼い主や仲間にしか気を許さないという一面も持っています。そのため、初対面の人や犬に対しては警戒心を強めますが、すぐに仲良くなるので安心しましょう。

ただし、独占欲が強いという特徴も持ち合わせています。お気に入りのおもちゃを取られたり、飼い主が別の犬と遊んだりすると、嫉妬心をあらわにする場合があります

賢い

ダルメシアンは非常に賢い犬種のため、猟犬、牧羊犬、番犬などさまざまな用途で使われていました。物覚えが良いため、しつけも他の犬と比べると比較的楽でしょう

ダルメシアンはオスとメスで性格が違うという特徴もあります。オスは体が大きく、大雑把な性格をしています。甘えん坊でもありますが、しつけを怠ってしまうと攻撃的な性格になる恐れもあります。

一方でメスは人見知りな性格をしています。母性本能が強くやさしいという特徴もあり、オスに比べればしつけがしやすいです。ただし、神経質な部分もありますので、放置したり外で飼ったりすることはおすすめしません

ダルメシアンの体重や特徴

ダルメシアンを飼う上で、ダルメシアンは個体差が大きい犬種のため体重や特徴はかならず把握しておきましょう。体重や特徴は、健康を考える上で非常に重要です。

ダルメシアンの体重

ダルメシアンの体重は、オス・メスともに約18~29kgです。日本ケンネルクラブが定めている理想体重は、オスが約27~32kg、メスが約24~29kgです。この数値から著しく逸脱する場合は、肥満や栄養失調などを疑いましょう

ただし、ダルメシアンは個体差も大きい犬種です。特にメスは小型化も進んでいるため、適正体重かどうかは体格から判断するのが良いでしょう。わからない場合は、獣医に直接聞くことをおすすめします。

ダルメシアンは、生後3ヶ月から6ヶ月にかけて急激に体重が増加します。大柄なダルメシアンだと、1週間で約1kg増えることもあります。生後6ヶ月で18kg以上になった場合は、大柄なダルメシアンだと言えるでしょう。逆に、10kg前半であれば小柄なタイプです。

ダルメシアンの体の大きさ

ダルメシアンの体の大きさは、オスで約56~61cm、メスで約54~59cmです。こちらも体重同様、個体差が大きく、標準より遥かに大きくなるタイプも、小さくなるタイプも存在します。

ダルメシアンは、室内飼育がおすすめされる犬種です。ダルメシアンのような大型犬を室内で飼う場合は、家具などの配置に気をつけましょう。体やしっぽがあたって家具が落ちたり壊れたりしないように工夫する必要があります

体が大きければ大きくなるほど、ケアも大変になります。ダルメシアンは一年中抜け毛が発生する犬種です。大型のダルメシアンを飼育する際は、抜け毛の量も多くなることを覚悟しておきましょう。

ダルメシアンの体の特徴

ダルメシアンの最大の特徴は、水玉模様の体でしょう。これは、パイボールド遺伝子とティッキング遺伝子によるものです。ダルメシアンは、本来、黒か茶色の毛色です。この毛色に、パイボールド遺伝子とティッキング遺伝子が関わることで、特徴的な斑点が生み出されます。

生まれたてのダルメシアンは、生後4週頃まで真っ白です。これは、パイボールド遺伝子によるものです。その後、白色に丸穴を開けるというティッキング遺伝子の作用がはたらき、毛色が水玉模様で現れるのです。

その他の特徴は、垂れ耳であるということと筋肉質であるということです。ダルメシアンは垂れ耳ですので、定期的な耳のケアが必要です。また、筋肉質であるため、筋肉を維持させるための運動も必須です。

ダルメシアンの被毛の特徴

ダルメシアンの被毛の特徴は、ビロードのようななめらかな手触りです。短毛種の中で、このような手触りを持った犬種は非常に珍しいといえるでしょう。なめらかさは健康の証でもありますので、きちんとケアしてあげてください。

一方で、抜け毛が非常に多いという特徴もあります。多くの犬は、換毛期になると抜け毛が多くなるのですが、ダルメシアンは一年中です。そのため、抜け毛対策はきちんと講じましょう。

ダルメシアンの毛色は、ホワイト・ブラックやホワイト・レバーといった種類があります。他にも、少数ですがレモン、オレンジといったカラーも存在します。もっとも人気なのは、定番のホワイト・ブラックです。

ダルメシアンの歴史

ダルメシアンの祖先は特定できませんが、『ダルメシアン』という犬名が生まれたのは1771年です。イギリスの自然史家であるトーマス・ペナントが、著書の中で斑点のある犬を『ダルメシアン』と記しました。名前の由来は、ダルメシアンの起源をクロアチアのダルマチア地方であると考えたからです。

ダルメシアンは運動神経と賢さから、猟犬、牧畜犬、番犬などとして使われてきました。また、犬の中では非常に珍しく馬を先導して走るという役割も担っていました。ビクトリア朝時代のフランスやイギリスでは、ダルメシアンは駅馬車の後部を馬と併走し、盗賊や野犬から守っていました。

さらに、アメリカでは消防車が馬車であった時代に、先導犬としてダルメシアンが使われていました。アメリカにおける消防署のマスコット犬がダルメシアンなのは、こういった歴史によるものです。

ダルメシアンの人気が広まったのは、ディズニー映画『101匹わんちゃん』の公開がきっかけです。1996年には『101』として実写化もされました。

ダルメシアンの飼い方のポイント

ダルメシアンは飼いやすい犬ですが、飼い方のポイントを知っておくことは非常に大事です。ここでは、食事、お手入れ、しつけ、散歩について解説します。

ダルメシアンの食事

ダルメシアンの食事は、高タンパクで低脂肪、アレルゲンが入っていないドッグフードを選びましょう。タンパク質は犬にとっての五大栄養素の一つで、筋肉の維持や被毛の生成に重要な役割を果たしています。

穀物や鶏肉といったアレルゲンが入っていないドッグフードを選ぶのも大事です。特に、穀物はアレルギー反応を起こす可能性があります。穀物が入っていないグレインフリーのものを使用しましょう。

また、ダルメシアンは食の個体差が大きい犬種です。なんでも食べるダルメシアンもいれば、神経質で好き嫌いがはっきりしているダルメシアンもいます。神経質な性格の場合、ドッグフードを替えたりミルクを混ぜたりと工夫が必要です。

ダルメシアンのお手入れ

ダルメシアンは手入れが必要な犬種です。一年中通して抜け毛が発生するからです。定期的にブラッシングをおこないましょう。ただし、肌が弱いという特徴もあるため、週に1回程度で構いません。

耳掃除も定期的におこないましょう。ダルメシアンは垂れ耳であるため、通気性が悪く、汚れが溜まりやすいからです。週に1回程度、ウェットティッシュやガーゼ、耳掃除用のシートなどで掃除しましょう

ダルメシアンは寒さに弱いため、冬場の温度管理も大事です。室外ではなく室内で飼育するようにしましょう。部屋の温度は、20度前後をキープしておくのがいいでしょう。

ダルメシアンのしつけ

ダルメシアンは非常にしつけがしやすい犬種です。賢く物覚えも良いからです。しつけをする際は、褒めてあげることが大事です。特に、犬は人間の言葉がわからないため、表情や体全体を使っておおげさに表現しましょう

強く怒ったり、体罰を加えたりすることは絶対にやめてください。ダルメシアンは記憶力も高いため、飼い主に対して不信感を抱いてしまいます。

がんこな性格であるため、簡単なしつけがなかなかできない場合もありますが、そんなときも愛情を持って接するようにしましょう。

また、子犬の頃から他の犬と遊ばせたり、さまざまな人と関わらせたりすることも大事です。協調性が養われていくからです。ダルメシアンは誰に対してもやさしく接しますが、警戒心が強いという一面もあります。協調性を高めることで、警戒心が強くてもすぐに打ち解けるような性格になりやすいでしょう。

ダルメシアンの散歩

ダルメシアンの散歩は、多めに取りましょう。持久力があり、長距離を走るのが好きな犬種だからです。朝晩各1時間以上が理想的です。1時間以上も散歩ができない場合は、休日にドッグランなどへ連れていき、運動不足を解消させましょう。

ドッグランなどが近くにない場合は、自転車による引き運動でも問題ありません。ただし、ダルメシアンは非常に力が強い犬種です。引っ張られて転倒しないように気をつけてください。

運動することによって、ダルメシアンはストレスを発散させます。ストレスが溜まってしまうと、わがままな性格になったり攻撃的になったりする可能性もあるので、注意しましょう。

ダルメシアンの寿命やかかりやすい病気

ダルメシアンの寿命とかかりやすい病気を知っておくことで対策を立てることができ、寿命を延ばしてあげることができます。犬は健康を自分で管理することができません。健康管理は飼い主の重要な役割ですので、かならず意識しておきましょう。

ダルメシアンの寿命

ダルメシアンの寿命は10歳から13歳です。大型犬の中では標準的か、比較的長生きな方です。ただし、個体差があります。中には20年近く生きたダルメシアンも存在します。

ダルメシアンの寿命を延ばす上で大事なのが、アレルギーのチェックです。ダルメシアンは、アレルギーを持っていることが多い犬種です。特に、アレルギー性皮膚炎と食事によるアレルギーは注意しましょう。

アレルギーを起こす原因であるアレルゲンは、非常に数多く存在します。特定するためには、検査を受けるようにしましょう。放置しておくと激しいかゆみを感じたり、顔が腫れたりしてしまいます。そうなる前に、かならず動物病院に連れていきましょう。

ダルメシアンがかかりやすい病気

ダルメシアンがかかりやすい病気は、聴覚障害、尿路結石、胃捻転などです。この中でもっとも気をつけるべきは聴覚障害です。ダルメシアンは聴覚障害になりやすく、まれに先天的に耳が聞こえないダルメシアンも存在します。

また、尿路結石も注意が必要です。ダルメシアンは、犬の中で唯一、尿酸をそのまま排出してしまうという特徴を持った犬種です。尿路結石になりやすいため、脂肪分が多すぎる食事は控えるようにしましょう。

胃捻転は胃の中でガスが溜まってしまう病気で、早めに動物病院へ連れて行かないと、最悪の場合、死に至ってしまう恐れがあります。ドッグフードや水を飲ませる場合は、一気に用意するのではなく、ゆっくりと与えてあげましょう。

ダルメシアンの購入方法と価格

購入方法

ダルメシアンを購入する方法としては、ペットショップに予約する方法と、ブリーダーから購入する方法があります

ダルメシアンは日本での流通個体数が少ないため、ペットショップに子犬が出てくることは稀なので予約して確保するという形になります。予約により自分で探す手間が省けるというメリットがある反面、自分で見て子犬を選べないというデメリットもあります。

また、ダルメシアンは個体により模様も違うので好みの模様の子犬を探したい場合はブリーダーからの購入が良いでしょう。ただし、遺伝性の病気の心配なども考えて、信頼のできるブリーダーを見極めることが大切です。

価格

ダルメシアンの平均的な価格は10~20万円ほどですが、血統などにより30万円以上することもあります。性別ではオスよりもメスの方が価格が高い傾向にあるため、チャンピオン犬の子犬のメスでは36万円という価格がつけられることもあります。

ダルメシアンの斑点は直径2~3cmのものをスポット、それ以上の大きさのものをパッチと呼びます。模様の入り方などによっても価格は変わり、丸く輪郭がはっきりとした美しいスポットが、全身にバランスよく配置されていると価格は高くなり、黒とレバーの色が混ざっていたり、顔や耳にパッチが多かったりすると安くなり10万円以下に設定されることもあります。

ダルメシアンについてきちんと知識を身に付けよう

ダルメシアンを飼う上で知識を身に付けることは大事です。ダルメシアンは賢い犬ですが、先天的な病気やアレルギーも多いため、食事や健康に注意する必要があるからです。

運動する時間は多く取り、食事は与えすぎないようにしましょう。ドッグフードを選ぶ際は、アレルゲンのないものを基準にしてください。

ダルメシアンは賢く従順な犬種です。愛情を持って育てることで、かけがえのないパートナーになるでしょう

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