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狆は鼻ぺちゃで平べったいあいきょうのある顔をした小型犬です。日本原産種なのですが初めて見る人は小型の洋犬と間違えてしまうほど、あまりメジャーではありません。
江戸時代に人気が爆発し、開国後は国外の上流・富裕層が夢中になりました。長い被毛を持ち元気で優雅な狆、魅了されるには理由があるのです。
飼ってみたい、家族に迎えたいとお考えの方に狆の特徴や飼い方のポイント、そして知っておいてほしい注意点を説明します。
狆の性格

狆は飼い主に全身で愛情を示してくれます。人見知りは少なく怖がったり吠えたりはあまりしません。
フレンドリーな犬種ですが、利口なので誰が自分の主人であるかはちゃんと理解しています。
こういう性質が室内犬として優れており、江戸時代の狆は江戸城内、大店の商家など人の出入りの多い環境でも伸びのびと生活していました。
穏やかで友好的
狆は牧羊犬や狩猟犬のように精力的ではありません。のんびりと気の張らない環境が一番なじみます。
敏感で飼い主の気分や気持ちをくみ取る性質で、忠犬と言うより信頼を寄せてくれるパートナーに近いでしょう。
狆は日本書紀にも登場するくらい古い犬種で、他の日本原産の犬種が外飼いされるなかでも室内犬として続いてきた血統です。
そのようなことからおっとりとした部分もあり家屋内で飼うのに都合がよく、飼い主や家族によく慣れます。
飼い主に従順
狆は飼い主によって性格が作られていくので、十分に構えば楽しくあいきょうのある性格になっていきますし、よく抱っこをして慈しめば、優しく穏やかになっていきます。「抱き犬」と呼ばれていた歴史もあるほどおとなしい性格です。
狆の表情や顔つきを愛せる人、注目してあげられる余裕のある人が大好きです。犬好きの方でしたら心配はありません。無関心が苦手なのでふさいでしまわないように愛情を注げる飼い主が望ましいのです。
狆との関係をうまく保てないタイプは、狆はかしこいですがこちらが思い付きで構っても毎回乗って来るとは限りません。無理強いする人を警戒します。
小さな子供は天敵になりやすいですからご注意ください。子どもに悪気はなくても抱っこして落としてしまったり、急に触ろうとしたりして力の加減ができないと狆が怖がります。狆はきゃしゃなのでケガをしてしまう可能性もありますから注意しましょう。
狆の中には春秋の換毛期にたくさん抜けるタイプがいます。掃除の手間もさることながらアレルギーの原因になりかねないので、犬の毛が苦手な人にはあまりおすすめできません。
賢い
狆の敏感さは空気を読んでいるのではと思う程で飼い主の気分に寄り添います。かといって神経質に気を遣うわけではありません。
狆の知性的なところは合わない人を見分けるところです。とはいえ大きな声で吠えたり噛みついたりすることはありません。
室内犬として飼い主に寄り添って発達してきた性質は犬好きにはたまらないものです。この賢さと外見の優雅さから国外のドッグショーでも注目を集めています。
※ドッグショーは犬種により文書化された犬種標準があり体形、体格、能力や性質の理想像が決まっています。そこに近づけて、理想像を保った犬種を保存していこうという目的でドッグショーが行われています。犬種標準を追求するだけではなくブリーダーの指針にもなる重要な役割があります。
狆の体重や特徴
ペキニーズと間違えてしまうこともありますが正真正銘の日本犬です。近縁の犬種に比べてもひときわ穏やかな性質です。体のサイズやバランスなど独特な個性をピックアップしてみしょう。
頭の形は平たく幅広で丸みがあり、おでこが出ているので上品で知的な印象です。耳は被毛が長いので形が分かりづらいのですが三角形をして長めです。耳や尻尾に生えている長い被毛は飾り毛で優雅さを際立たせます。
狆の目は丸く少し離れ気味です。一番の特徴は鼻の短いところでしょう。口周りから鼻までをマズルと呼び狆のマズルは短いです。この犬種は短吻種と呼ばれています。
一般的に飼われている狆はドッグショーや品評会用に育成された狆に比べると少しだけマズルが長い傾向があります。
狆の体重
体重は4~5kgで、小型犬と言うグループに属します。室内犬として改良されてきたので膝に乗られても重くないサイズになりました。
狆の体の大きさ
体高は25cm前後で、小型犬でありながら体格はしっかりしていますが被毛が豊かなので実際より大きく見えることもありますが小さいながら洗練されたバランスです。
狆の体の特徴
体のバランスはとても美しい比率です。体長と胸までの高さ、体高はほぼ同じでスクエアの比率です。
狆の被毛の特徴
被毛は顔や額を除き長く、しなやかで絹糸のようです。犬種によっては顔まわりの被毛を刈ったり1カ所に集めて束ねたりしますが狆は手間がかかりません。
被毛の色はベースが白で黒や赤の模様があり目周り、耳の上に左右対称についています。体の模様も対称なほど喜ばれます。
狆の歴史
狆はチベタン・スパニエルを祖にペキニーズと血統が近いと言われています。マズルの短い犬種はすべてチベット地方が原産とされています。確かにペキニーズなどは色や模様は違いますが姿かたちは非常に似通っています。
日本での狆の記録を探してみると「続日本紀」で732年に新羅から蜀狗が贈られたという記述があります。この蜀狗こそが狆ではないかと言われています。蜀とは中国の四川省あたりにあった国です。
先祖は仏教の伝来とともに日本に入ったという説と「日本書紀」の記述で672年の「狗」と言う文字が狆を指しているからこの時という説があり、もしかすると最古の渡来はこのどちらかの可能性もあります。
また天武天皇から聖武天皇までに蜀狗は何度か贈られているのでこれが狆であったという説も支持されています。そして遣唐使・渤海使が帰国の際に連れ帰ったという諸説入り交じる現状です。
江戸時代に入り世情が安定しはじめ狆はついに江戸城内で飼われることになりました。五代将軍徳川綱吉が生類憐みの令を発令した後、犬は特に大切にされました。
犬は「お犬様」などと呼ばれており、その中でも狆は家屋で飼育する犬種として大奥などでもかわいがられました。
浮世絵などでも日本髪を結った女性と赤いよだれかけを付けた狆の絵を見ることができます。浄瑠璃・歌舞伎でも登場するものがあり、うらやましいほどのぜいたく三昧の狆を見て登場人物が「狆になりたい…」という場面もあるくらいです。
狆は富裕層で人気になり、ついにはブリーダーが出現しました。たくさんの狆を得るために血統が近いものまでを交配した結果、障がいが出ることもありました。幕末、薩摩の島津斉彬は狆を飼っており水戸の藩主徳川斉昭に贈ったという記録があります。斉昭は狆の魅力にすっかりはまりこの犬といる時には毒気を抜かれてしまいました。このように狆の人気はとどまるところを知らなかったのです。
1853年、ペリー提督が浦賀港から数頭の狆をアメリカに連れ帰りました。イギリスのビクトリア女王は2頭献上され、アメリカのフランクリン大統領、長官ジェファーソン、ペリーの息女キャロラインが国外で最初に飼育を始めたのです。
そして1870年、狆はイギリスのケネルクラブ認定されました。狆の輸入に熱心だったのは犬好きのイギリス人です。理由はイギリス国王チャールズ2世が飼っていた「キング・チャールズ・スパニエル」とうい犬種が欲しかったからです。
幕末の頃、この犬種は交雑してしまいどんな犬なのか分からなくなっていました。この犬にあこがれたイギリス人はもしかしたら狆が「キング・チャールズ・スパニエル」なのではないかと考えました。
その根拠は鎖国前に徳川家康・秀忠とチャールズ2世の祖父ジェームス1世が書簡の交換、贈り物をする関係だったので狆も献上されたのではないのかと考えたからです。
このような経緯でイギリスの上流階級の人々から熱烈に歓迎されました。実際、「キング・チャールズ・スパニエル」は狆もしくはペキニーズの血統に近いという見解があります。
不思議なことに狆の人気は国外で高まり、日本では洋犬に押され頭数を減らしていきました。
その後、二度の大戦により国内の飼育頭数が激減しましたがそのような混乱期でもイギリスやフランスの愛犬家達は狆を保護し改良・繁殖をやめなかったおかげで狆を逆輸入できたのです。その結果、戦後の狆は国外の狆との交配で改良されてきたものです。
狆の飼い方のポイント
狆は基本的に室内犬です。囲みのある居住空間で飼育されても平気です。ですから日本の住宅事情にも非常に合っています。
狩猟犬などは一日数kmも運動のため歩いたり走ったりさせますがそのような必要はありません。
逆に激しい運動は狆を弱らせてしまう可能性もありますのでほどほどにしなければなりません。後述しますが短吻種は顔の特徴から鼻呼吸が苦手ですから激しい運動には向きません。
運動より狆が必要とするのは飼い主の愛情と注目です。飼い主から常に注目されたがる傾向がありますから十分にかかわる必要があります。
狆は他の犬種と違い、高いところに登ったりしますが驚かないでください。ソファの背もたれの上や本棚の上、テーブルに乗ってしまうこともあります。まるで猫のようにちょっと見ないなと思ったら高いところにいるなど思わず笑いを誘われるでしょう。
狆の食事
狆への給餌の注意点はいくつかあります。まず、高品質のドッグフードを与えてください。小型犬ですから粒の小さなものが食べやすいです。
そして、子犬・成犬・老犬など年齢分けされているものを与える方が体形の維持や健康のためによいでしょう。
おすすめは高タンパク質で低脂肪のもので重要なポイントはアレルゲンが入っていないものです。アレルゲンのほとんどは穀物だと言われてるので穀物をいっさい使わないグレインフリー・小麦粉を排除したグルテンフリーの餌をお求めください。
その個体にとって何がアレルゲンになるかは分からないので一概には言えませんが犬類は人ほど炭水化物を消化吸収する能力がありません。
運動量は少なくて済む犬種ですがカロリーの消費量と体重のバランスには配慮が必用です。しつけのためにおやつを与えるのは大切なのですが与えすぎは肥満のリスクが高くなるので気を付けましょう。
つい飼い主が食べている食品をあげたくなりますが人の食べ物の一部は犬の健康を損なうため注意してください。
チョコレート・玉ねぎ(ネギ類)・ナッツ・アボカド・キシリトール・ブドウやレーズンそしてアルコールは絶対に与えないでください。中毒になり、摂取量によっては死に至ることもあります。
そして、清潔な水がいつでも飲めるように準備をしていてください。水を入れ替えるだけでいいと勘違いしている人がいますが、容器の表面に水アカが発生することもありますから良く洗い清潔にしましょう。
狆のお手入れ
被毛
狆はその見た目からお手入れが大変そうですが、被毛はシングルコートなので生え変わりの時期でもそれほど手間はかかりません。
例外的にダブルコートの個体がいるので確認して必要なお世話をしてください。冬毛が抜け替わらないと暑さに弱いので体力が落ちてしまいます。
シングルコート、ダブルコートの被毛の違い
外を覆う張りのあるしっかりとしたオーバーコートと内側を保温・保湿する柔らかいアンダーコートの両方がある被毛をダブルコートと呼びます。
ダブルコートの犬種は人が衣替えをするようにアンダーコートの被毛が増えたり減ったりして温度調整をしますから換毛期には抜け毛が増えます。季節に応じて夏毛・冬毛のようにボリュームが変わるのです。
シングルコートはオーバーコートの被毛1種類ですから一年を通じて生え変わりが起きています。
いずれのタイプもブラッシングが必要ですが被毛の長い狆であれば毎日かけてあげるのが理想です。
ブラッシング
狆の被毛は生え変わりも激しくなく張りがあるので絡まりづらく、しかも汚れづらいのでお手入れは、それほど大変ではありません。
しかし、長めの飾り毛の部分などはブラッシングをすることで毛玉の予防ができますし、ダニなどを防除し皮膚を衛生的に保てるので毎日の習慣にすることが望まれます。狆は飼い主との時間を好みますからブラッシングを嫌うことはあまりありません。
ブラッシングは毛先からかけるようにしていきましょう。毛元からかけると絡まりがひどくなるからです。
シャンプー
狆は汚くなりづらい犬種ですが、月に一度くらいはシャンプーをしましょう。
最初に十分ブラッシングをしてください。毛玉ができているかを調べるために有効です。もしあれば取り除いてからシャンプーしましょう。
シャンプーで洗う前にまず足先からお湯で洗います。お湯になじませながら頭の方をぬらしましょう。寒い時期には温かく、夏場は暑すぎない温度に調整してあげましょう。皮膚までぬらしてからシャンプーを始めてください。
乾かしてあげる時はタオルドライをしてある程度水分を除いてからドライヤーを当てましょう。音が大きいと怖がります。
最初は弱い風量で乾かしながら慣れさせていくのがおすすめです。うまくできた時にはごほうびにおやつなどをあげても構いません。
爪のお手入れ
狆の爪は伸びるのが速く、短い状態を保つためには定期的にカットする必要があります。フローリングを歩いている時に音がするようなら長すぎますからカットしてください。
脚は床や台についている方が安心しますから抱っこして爪を切るのはおすすめしません。爪は血管が通っているので深爪に注意してください。
ケガなどすると嫌がって切らせなくなる恐れがありますから注意しましょう。おやつなどを準備して、協力してくれた時にはほめてあげます。
耳のお手入れ
たれ耳なので定期的な耳掃除が必要です。耳の内側が見えないのでつい忘れてしまいがちですが、ベタベタしたあかなどはキレイに取り除きます。ブラッシングの際に耳の中を確認しましょう。
歯のお手入れ
犬種を問わず口腔ケアは必要です。歯石がついてしまうと衛生的でなく歯周病になってしまう可能性が高いからです。口臭が気になる場合は毎日、歯石をためないように週に2~3回程度の歯磨きをおすすめします。
狆のしつけ
飼い主といい関係を築くためにはしつけは欠かせません。狆はかしこい犬種ですからしつけに苦労することはあまりないのですがポイントがいくつかあります。
できれば4カ月くらいまでの幼犬のうちにしつけを始めた方が良いですが、利口ですからいつからでも飼い主の望みを敏感に察知して応じてくれます。
しつけのポイントはそれほど大変ではありませんが、同じことを繰り返し教え込もうとすると飽きてしまいます。他のことに興味が向いてしまうので長い時間をかけて訓練するのではなく飽きないような工夫をします。楽しく短時間で済ませましょう。
そして、プライドが高く、叱り方がきついと落ち込んでやる気をなくしますので、上手にほめることが大切です。
狆は品種の特性として飼い主を喜ばせ、楽しませるのが大好きですからポジティブなトレーニングには自分から参加します。
もとより「抱き犬」としておとなしい性格に品種改良されてきていますから「ほえる癖」「かむ癖」もあまりなく、しつけのタスクが少ないです。
狆の散歩
太りすぎは狆にとって致命的です。標準体重より重いだけでも膝などに負担がかかりますので、肥満予防に運動は効果的ですからおすすめです。ですが狆は室内犬なので10~20分程度の散歩で足りてしまいます。ただし室内でたくさん遊ばせてあげるのが前提です。
室内でほとんど動き回っていないなら散歩は30分くらいを目安に出かけましょう。散歩は狆に社交性を身に着けさせますし気分転換にも最良です。大型犬・小型犬を選ばず、猫や他の小動物とも仲良く幸せに暮らせる犬種なので人や犬との交流を楽しめるのです。
注意点はまず、飼い主が急いで歩いてしまうことです。ゆっくり散歩を楽しみましょう。次は夏場の暑さです。短吻種の狆は鼻先が詰まっているので、呼吸による体温調整が上手ではないからです。
夏場の朝は気温が上昇する前の時間に散歩を済ませてください。冬は保温のために服を着せてもよいでしょう。
食事だけで体重を管理するのは難しい場合があるので、散歩を取り入れて肥満のリスクを減らしましょう。
狆の寿命
狆は小型犬の中では長生きする犬種ですが、短吻種ならではの呼吸器系の弱点があります。目・耳・そしてひざの疾患にもかかりやすいのです。これらの疾患は飼い主が注意し、早めに気づくことで軽く済むこともあります。
狆の寿命
平均寿命は8〜13年です。狆は一般的に健康な犬種です。あまり病気にならずに寿命をまっとうします。
標準体重を超えた状態が続くと1年ほど短命になる傾向があります。
狆がかかりやすい病気

呼吸
短吻種のかかりやすい疾患で軟口蓋過長症があります。人でいうのどチンコ上部の弧になったあたりですがここが他の犬種より長いので空気の通りが悪くなってしまい呼吸が苦しくなってしまう病気です。
飼い主が気づくのは呼吸するたびに聞こえるズワーズワーという雑音からです。もともといびきをかく犬種ですから区別が難しいのですが誤えんが起きたり疲れやすくなります。
発症すると夏場に温度調整が困難なため熱中症などにかかりやすくなります。この病気はひどくなると命に関わりますから早めに気づきたいものです。
軟口蓋切除の手術をすると予後は良くほぼ完治します。この病気は肥満で悪化しやすいので体重管理を心がけてください。
肘・膝
肘、膝の骨の形成不全は小型犬に多い病気です。小型の犬種を作り出すため人為選択でより小さな犬を親にするため起きるのです。形成不全の小さい親から子へと遺伝的に骨格形成不全が受け継がれてしまうこともあります。
段差などを飛び降りた衝撃で関節が外れてしまうケガがあります。平素から関節がゆるい状態は形成不全と考えられ、ずれている状態を亜脱臼、完全に外れたものを脱臼と言います。
狆で多いものは膝蓋骨脱臼で膝関節の皿が内側にずれてしまい歩きづらくなったり、関節が炎症を起こしたり脱臼が慢性化し痛みが出て歩けなくなるなどの症状が出ます。
炎症が起きて放置しておくと骨が変形することがあり治せなくなることがありますから、普段から歩き方などをよく見ておかしいなと思ったらすぐ獣医さんに相談してください。
狆は猫なみに高いところが好きなので、飛び降りたり転倒したりすることで脱臼をしてしまうリスクがあります。下りる時に少しずつ下りていける段差などがあれば衝撃が少なくて済むでしょう。
そして危険なのはフローリングで滑ってしまうことです。狆は足の裏まで毛が生えている個体もいますのですべりづらい素材の床が良いのです。
江戸時代は畳の上で生活していた犬種ですから現代はカーペットやコルク床などが望ましいのでしょう。過体重も肘、脚に負担をかけますので体重管理に気を配りましょう。
目
狆の目はへんぺいな顔に大きくぱっちりしているのでテーブル天板の角などにぶつけてケガをすることがあります。
角膜に傷を負うこともありますから目の高さの出っ張りには当たらないようにガードなどを付けるべきです。白内障も失明を引き起こすことがあるので注意しましょう。
暑さに弱いので暑さ対策を忘れない
先に触れましたが熱中症に掛かりやすい犬種です。夏場にお留守番をさせる時はエアコンを切らず、室温20~25度前後に設定して出かけてください。
狆の健康管理
膝やひじの関節形成不全に注意
膝やひじの関節形成不全は狆のような小型犬に多くみられ、犬種作出の過程で小型化するために骨格の形成が不十分な小さな個体を繁殖に使うことが要因となっています。
関節形成不全が起こると、関節がゆるいため脱臼が起こりやすく、関節が外れると強い痛みを伴います。子犬の頃から観察やレントゲンで異常を早期発見し、無理な運動はさせずに関節を守るための筋肉をつける必要があります。ひどい場合には手術が必要になる場合もありますので、注意しましょう。
ヘルニアに注意
ヘルニアは椎間板に変性が生じ脊髄を圧迫し、神経症状を引き起こす病気です。狆やダックスフンドなど胴体が長い犬種はヘルニアを発症しやすくなっています。
フローリングなどの滑りやすい床にはラグを敷き、ソファーや階段などの段差はジャンプをさせないように気をつけましょう。また、肥満になると腰への負担が大きくなるため体重管理が必要です。
散歩のときは草むらに注意
狆は小型犬で顔が地面から近い距離にあり、目が大きいため雑草が目に入りやすくなっています。散歩のときには草むらに入らないようにうまく誘導してあげましょう。
万一草むらに入ってしまったら目に傷がないかを確認します。少しの傷なら自然治癒することもありますが、外傷から角膜炎を起こす危険もあるので獣医さんに相談しましょう。
鼻腔狭窄症や軟口蓋長症に注意
狆は鼻腔狭窄症や軟口蓋長症になりやすい犬種です。短吻種は鼻を短くして口腔の面積が狭く改良されているので、鼻孔面積が狭いため鼻腔狭窄症になりやすく、口内の天井部から後方に延びた軟口蓋のサイズは正常のままなので軟口蓋が圧迫されて下垂してしまう軟口蓋過長症を発症しやすくなります。
大きないびきをかいたり鼻水をよく飛ばしたりなどの症状が気になる場合は獣医さんに相談しましょう。
狆についてきちんと知識を身に付けよう
狆は歴史があるのに目新しい犬種です。愛らしい姿を見ると飼ってみたくなります。古典的な犬種のため飼育が難しいと思われがちですがイメージに反して室内飼いにおすすめです。
狆のしつけ方やいい関係の作り方、体調の変化に気づくポイントなどを取り上げました。狆と飼い主に信頼関係が生まれ、お互いにリラックスできる関係ができるでしょう。
おすすめのドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
薬膳みらいのドッグフード【骨・関節用】

薬膳みらいのドッグフードは、製薬会社によって開発された漢方を織り込んだ健康的な薬膳ドッグフードです。骨・関節用は関節の疾患やヘルニアになりやすい犬のための成分がふんだんに盛り込まれており、関節形成不全やヘルニアになりやすい狆に特におすすめです。
骨や関節のトラブルを防ぐ成分であるグルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどをふんだんに盛り込みながら、アレルギーを起こしづらい新鮮な鹿肉を中心に高タンパク質の成分で構成され、添加物等も一切不使用と総合的な健康を助けてくれます。
脱臼やヘルニアを予防しながら、漢方成分と高品質原材料で栄養を補給できる、狆にとって理想的なドッグフードです。
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モグワン
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基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、狆のような小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)