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マルチーズの飼い方の4つのポイントとは?注意点もご紹介!

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かわいらしい顔に白く長い被毛が印象的な「マルチーズ」は愛好家も多い犬種です。人見知りをすることもありますが、甘えん坊で比較的大人しい性格をしています。そのため、犬を初めて飼育する方にもおすすめできる犬種の一つです。ここではマルチーズの性格、体重・特徴、歴史、飼い方のポイント、しつけや寿命などについてご紹介します。

マルチーズの性格


マルチーズは白く美しい被毛に黒くつぶらな瞳を持ち、可愛らしい容貌に虜になる方も少なくありません。小型犬の中でも人気があり、ペットショップでもよく見かけるマルチーズですが、実際はどんな性格をしているのでしょうか。ここではマルチーズの性格についてご紹介します。

甘えん坊で大人しい

マルチーズは甘えん坊で大人しい性格をしています。飼い主や信頼した人に対してとても甘えます。家にいるときは飼い主の側から離れないことも多いようです。家の中ではぴょんぴょん飛び跳ねていても動物病院やトリミングサロンなどに連れ出すと固まってしまうことも多いです。中にはどんな場所に行っても元気にはしゃぐ犬もいますが、年齢を重ねるごとに落ち着いてくる傾向があります。

人見知りをする

マルチーズは人見知りをします。特に飼い主以外の人には警戒しあまり近づきません。中には警戒し、唸ったり噛み付いたりなどの攻撃行動を取ることもあります。

遊ぶのが好き

マルチーズは遊ぶのが大好きです。はじめての場所には警戒しますが、慣れてくると無邪気に遊び始めます。特にボールや玩具で遊ぶことを好む犬が多いです。個体差により、好む遊びは異なるのでその犬にとって何が一番好きなのか、いろんな玩具で遊び調べておくとしつけなどにも役立ちます。

マルチーズの体重や特徴


マルチーズは小型犬の中でも小さい体をしています。ちょこちょこ動くイメージですがマルチーズの体重、体の大きさ、特徴、被毛の特徴についてご紹介します。

マルチーズの体重

マルチーズの平均体重はオスメス同様3~4kg程度です。JKC(ジャパンケネルクラブ)では3.2kg以下、2.5kgを理想として定めています。

マルチーズの体の大きさ

マルチーズの体高は20~25cmです。体高とは犬のキ甲(犬の肩辺り)から足先に向かって垂直に真っ直ぐに引っ張った高さのことです。頭を入れると立った状態で40~50cm程度の大きさです。

マルチーズの体の特徴

マルチーズは華奢で小柄な体をしており、四肢も細いです。高いところから飛び降りる、ドアに体をぶつけるなどの軽めの衝撃でも骨折や打撲などをすることがあるため注意が必要です。

マルチーズの被毛の特徴

マルチーズの被毛は細く伸びます。そのため、定期的にトリミングを行う必要があります。さらに、柔らかい白い被毛をしているので毛玉になりやすく、こまめなブラッシングが必要です。被毛はシングルコートでアンダーコート(下毛)がありません。ダブルコート犬種のように換毛期に大量に脱毛することはありませんが、1年中生え変わるため毎日少しづつ被毛は抜けていきます。

顔周りの被毛も伸び続けるため定期的なカットが必要です。顔周りの被毛は目に入り角膜炎を引き起こすことや口周りの被毛は口に入り変色することもあります。マルチーズの白く美しい被毛を保つためには飼い主の努力が不可欠です。

マルチーズの歴史


マルチーズは紀元前1500年頃マルタ島にフェキニア人が持ち込んだ犬でした。マルチーズはイソップ物語に船乗りのペットとして飼育されていたようです。

その後ヨーロッパに紹介され15世紀にフランスで婦人の愛玩犬として親しまれていました。19世紀にイギリスのビクトリア女王がマルタ島より取り寄せた際に一般市民まで人気が広がり人気犬種の仲間入りを果たしました。

マルチーズの飼い方のポイント


マルチーズの飼い方にはいくつかポイントがあります。食事量やお手入れの方法、しつけの方法など細かい面で気をつけなければいけません。特に日々のお手入れやしつけは飼い始めた頃からしっかりやっておかないと成長した後に苦労することも多いです。ここではマルチーズの食事、お手入れ、しつけ、散歩についてご紹介します。

マルチーズの食事

マルチーズの食事は「高タンパクで低脂肪・アレルゲンが入っていないもの」を選ぶといいでしょう。運動量が少ないので肥満になりやすく、食事量には注意しましょう。犬の理想の食事は「高タンパク低炭水化物食」です。

タンパクは犬の体を作る上で重要ですのでタンパク質がメインで含まれている食事が好ましいです。脂肪はエネルギー源ですが、過剰摂取により肥満にも繋がります。適切な量を摂取しましょう。

アレルゲンになりやすい食材は犬により異なりますが、豚肉、牛肉、鶏肉、とうもろこし、小麦、米などの穀物、卵、乳製品などです。食物アレルギーは下痢や嘔吐、皮膚の痒みや赤みなどの飼い主が気付きやすい症状もあれば、涙やけ、フケ・脱毛が増えるなどのわかりにくい症状もあります。フードや食べ物を変更したときは犬の体調や体の変化などよく観察して、気になることがあれば早めにかかりつけの動物病院などで相談しましょう。

マルチーズは比較的食が細い犬が多く、ドッグフードを変更したら全く食べなくなったという話もよくあります。ドッグフードを食べていて、他のごはんに変更するときは1週間程度時間をかけてゆっくり変えていきましょう。同時に偏食の犬も多いため、ご飯を食べないからと言っておやつを与えるのは偏食を増長する行為なので止めましょう。

マルチーズのお手入れ

マルチーズは毎日ブラッシングなどのお手入れが必要な犬種です。白く細い繊細な被毛は毛玉になりやすく、顔周りの被毛も伸び汚れやすいため定期的にカットを行う必要があります。さらに、垂れ耳なので耳掃除もこまめに行いましょう。

ブラッシングはスリッカーというブラシを使用し、毛の付け根から伸ばすように梳いていきます。スリッカーは力加減により犬の皮膚を傷つけてしまうこともあるので、初めて使用するときは持ち方や使い方をしっかり調べてから使用しましょう。調べてもよくわからない場合はかかりつけの動物病院や、トリミングサロンに相談すると教えてもらえます。

マルチーズは被毛が伸びる犬種なので1ヶ月に1度はトリミングに連れて行きましょう。特に顔周りの被毛も伸びると目に入り角膜を傷つけることもありますのでこまめにカットします。マルチーズは全身カットになるので、飼い主自身でカットができない場合はトリミングサロンを利用しましょう。特に子犬の頃はトリミングに慣れていないため、カットに慣れていない人がトリミングを行うと怪我をさせてしまう可能性が高いため自宅で無理はしないでください。

涙やけをしやすい犬種なので濡れタオルもしくはコットンなどを使用し、目を傷つけないように優しく拭き取りましょう。拭き取った後は乾いたコットンを使用し、しっかり乾かします。ドライヤーなどで乾かす方法もありますが、ドライヤーの風を目に当ててしまうとドライアイや角膜炎を引き起こす可能性があるので注意が必要です。濡れたままになると細菌が繁殖し皮膚炎を引き起こします。さらに、マルチーズの白い被毛は涙やけで一度変色すると、元の色に戻すためには時間がかかります。最悪、茶色く変色したまま戻らないこともあるので注意しましょう。

マルチーズはたれ耳で外耳炎になりやすいです。そのため散歩の後に耳の中を確認し汚れているようであればコットンなどで拭き取ります。耳の奥が汚れている場合は無理に取り出すことはせずに動物病院できれいにしてもらいましょう。

マルチーズのしつけ

マルチーズはしっかりしつけを行いましょう。性格上、吠え癖や噛み癖が付きやすいこともあるため「ダメなことはダメ」と犬に覚えさせ、メリハリを付けてしつけましょう。

犬のしつけは褒めるときは「いい子」と声をかける、おやつを与える、玩具を与える、体を触って撫でるなどして褒めます。叱るときは声のトーンを低くし「ダメ」と伝えます。叩いたり、怒鳴ることはしないでください。叱るときは「ダメ」ということを犬とアイコンタクトを取りながら伝えます。トレーニング時間は1回10分前後で犬の集中力が切れた時点で中止しましょう。

マルチーズの散歩

マルチーズの散歩は1日20分程度、さらに室内遊びを取り入れれば問題ありません。散歩も犬のペースに合わせて歩き、犬が疲れて歩かないようであれば抱っこしてあげましょう。

マルチーズは臆病な面もあるので道路工事や大きな音が出る場所、車通りが激しい場所などは抱っこしてあげるといいかもしれません。さらに、散歩中の犬とすれ違う際も抱っこして通ると犬同士の喧嘩を防ぐことができます。

小型犬同士でも喧嘩に発展することがあるので散歩中は「犬とのすれ違い」に気をつけるようにしましょう。室内ではボール遊びや玩具などを使用して遊びます。フローリングで遊ぶと犬が足を滑らせて関節を痛めることがあるので、滑らないようにマットを敷いている場所で遊ぶようにしましょう。

雨の日など外に連れ出せない日は、いつもより多めに時間を取りたくさん遊んであげましょう。マルチーズでも運動不足になるとストレスで物を壊すなどの破壊行動、吠える・噛み付くなどの問題行動を起こすことがあります。ストレスを発散できるように工夫をしましょう。

マルチーズの寿命やかかりやすい病気


犬の寿命はだいたい12歳前後です。寿命の長さは犬種により異なり、大型犬より小型犬の方が長い傾向にあります。ここではマルチーズの寿命やかかりやすい病気についてご紹介します。

マルチーズの寿命

マルチーズの平均寿命は12~15歳です。大型犬に比べれば比較的長い方ですが、小型犬の中では平均的です。犬の寿命は遺伝的要因や生活環境により左右されることもあります。遺伝的要因は防ぐことはできませんが、生活環境は改善することができます。犬の生活するスペースの掃除や使用しているマットや布団の洗濯、犬自身を清潔にするためにこまめなシャンプーを取り入れましょう。

マルチーズがかかりやすい病気

マルチーズのかかりやすい病気は僧帽弁閉鎖不全症などの心臓の病気、流涙症などの目の病気です。僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の左心室と左心房の間にある僧帽弁が何らかの原因によりうまく機能せずに血液が逆流してしまう病気です。僧帽弁は血液が逆流するのを防ぐためのもので、逆流することで体に血液が循環せず滞ってしまいます。

僧帽弁閉鎖不全症は基本的に治る病気ではありません。病状をそのまま放置することでさらに悪化し進行していきます。初期症状は殆どありませんが、症状が進行すると咳や運動が嫌いになる、肺水腫、呼吸困難、チアノーゼ、急に意識を失い倒れることもあります。高齢になればなるほど発症率が高くなりますが、1歳未満でも発症することがあります。

治療は症状に応じて食事療法や強心剤や血管拡張剤などの薬物療法を行います。外科手術で僧帽弁の修復術を行うこともありますが、専門の動物病院もしくは大学病院でしか行えないことや費用がかなりかかること、高齢時期に発症することが多く麻酔のリスクが高いなどの理由から外科手術を行わなず内科療法で治療を進めることを選ぶ飼い主も多いです。

僧帽弁閉鎖不全症は予防することはできませんが、こまめに健康診断や心臓検査を行うことで早期発見に繋げることができます。早い段階で見つけることができれば薬などで病気の進行を遅らせることもできます。

流涙症は何らかの原因により目から涙が溢れ出す症状のことです。涙が溢れ出すことにより目周りの被毛を変色させ、皮膚炎を引き起こすこともあります。原因は「涙の量が増えること(目への刺激)」もしくは「涙の循環が滞ること(鼻涙管の異常)」です。

治療法は現在出ている症状にもよりますが、鼻涙管閉塞などの異常が原因であれば、サプリメントの服用、動物病院で鼻涙管洗浄処置を行う、手術により鼻涙管を広げるなどの処置を行う方法があります。目への刺激が問題であれば刺激となっている原因を除去する治療を行います。予防法はありませんので、できるだけこまめに涙を拭き取ったり、顔周りの被毛をカットするなど工夫する必要があります。

心臓などの臓器の病気は病気が進行してから症状が出るものが多く、犬の様子がおかしいと気づいたときには病気が進行して手遅れだったということも少なくありません。何らかの症状が見られるようであれば早めに動物病院を受診し早期発見早期治療を心がけましょう。

マルチーズについてきちんと知識を身に付けよう


マルチーズは可愛らしく甘えん坊、さらに遊ぶのが好きなので飼い主にとって「可愛らしいパートナー」です。小型犬を飼育する飼い主の中には「しつけは必要ない」と考えている人もいます。しかし、マルチーズに噛み癖がついてしまうと飼い主にも止めることができません。

飼い主が犬をコントロール出来ないと病気になったときに通常より治療に時間がかかり、適切な治療ができないことや毛が伸びるマルチーズにとって必要不可欠なトリミングもできなくなる可能性があります。体が小さいから、あまり外に出さないからといってもマルチーズには最低限のしつけをするようにしましょう。

まとめ


ここではマルチーズの性格、体重・特徴、歴史、飼い方のポイント、しつけや寿命などについてご紹介しました。マルチーズは可愛らしい見た目から飼い主にもとても可愛がられますが、警戒心も強いため嫌がることをすると攻撃的になることもあります。

体が小柄で力も他の小型犬や中型犬に比べると弱いですが、しっかりと主従関係を築き、飼い主の指示には従うようしつけていきましょう。しつけ以外にもアレルゲンフリーの高タンパク低脂肪食を選び、ブラッシングなどのお手入れをこまめに行うことで健康的な生活をおくることができます。運動量はそこまで多くありませんが、日常ケアやトリミングなどに手間がかかるため飼育する前に家族間でしっかり検討しましょう。

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もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。

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詳細ページ公式ページ

カナガン

カナガンイメージ画像
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

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