<1位> モグワンドッグフード 〜愛情たっぷりのスペシャルフード〜
<2位> ブッチ 〜トライアルセットで3種のフードが試せる♪〜
<3位> このこのごはん 〜獣医師が推奨!やさしいごはん♪〜
美しい毛並みと蝶に似た独特の耳を持っているパピヨン。繊細で優雅な印象ですが、運動能力は非常に高く活発な性格をしています。そんなパピヨンにはどのようなドッグフードが適しているのでしょうか?人間同様、犬にも食事は大きな影響を与えるので、正しいフードを選んでパピヨンの健康を維持しましょう!
パピヨンのドッグフードの選び方

まずはパピヨンのドッグフードの選び方を紹介します。パピヨンは活発で運動が大好きですが、小型犬の中でも特に骨が細い犬種です。そのため良質の動物性タンパク質を摂取し、健康的な筋肉と骨格を維持することが重要です。被毛の美しさには上質な油脂も必要なので、栄養素を考慮してドッグフードを選びましょう。
タンパク質が豊富なもの
動物性タンパク質を摂取するには、主原料が肉のフードを選びましょう。安価なドッグフードは概ねトウモロコシや小麦粉などの穀物が主原料となっています。さらに肉類が生肉ではなくパウダー化されている製品も多く、安価なドッグフードでは充分な動物性タンパク質を摂取することができません。
動物性タンパク質が不足すると、犬は筋力が衰え代謝が落ち太りやすくなります。パピヨンのような骨が細い小型犬が肥満になると関節へ負担がかかり、病気やケガに繋がります。生肉が主原料のフードは費用も相応にかかってしまいますが、健康維持に必要な動物性タンパク質を充分に摂取することができます。
フードの原料表示を見た時に最も先に表記されているものが主原料です。そのためトリ肉やラム肉などが初めに表記されているフードがおすすめです。
グレインフリー
グレインフリーとは穀物不使用のフードです。トウモロコシや小麦などの穀物は消化が悪く、パピヨンの胃腸に大きな負担がかかってしまいます。さらに穀類はアレルギー発症率も高いので、あまりおすすめできる成分ではありません。
ただし全ての穀類が粗悪というわけではありません。大麦や玄米、オーツ麦などは低アレルゲン穀物と言われています。スーパーなどで安価で売られているフードは「トウモロコシ」「小麦」などが主原料となっているものが多く、こうした製品には注意が必要です。
元々犬にはトウモロコシや小麦に含まれる栄養素は不要とも言われています。主原料が穀類のフードは健康面への配慮よりコストを優先している場合が多いので、パピヨンの健康を考えるならばやはりグレインフリーがおすすめです。
人工添加物不使用
安価なドッグフードには概ね人口添加物が使用されています。人工添加物には合成酸化防止剤、着色料、香料などが相当します。
保存料として酸化防止剤は使用されるものですが「合成酸化防止剤」か「天然由来」かが問題です。天然由来の酸化防止剤はビタミンE(ミックストコフェロール)、ビタミンC、ローズマリー抽出物が使用されています。「BHA」「BHT」「エトキシン」などの合成酸化防止剤は発がん性物質を含んでいると言われています。食いつきをよくするための香料を大量に使用しているのも危険です。
着色料に関しては添加物の中でも特に不要と言えます。犬は見た目ではなく匂いで食品を判断します。そのためどんなに美味しそうに見えても、犬の食欲には影響しません。着色料は飼い主の視覚に訴え、主に売り上げを伸ばすために使用されています。
重大な健康被害が起こりうるので、人口添加物が使用されているフードは避けた方が賢明です。
良質な油脂
パピヨンの美しい毛並みを維持するためには、良質な油脂も重要です。油脂が良質かどうかの判断は、原料表示を見れば分かるようになっています。由来がはっきりしている油脂を使用している場合「サーモンオイル」など表記がはっきりしています。「植物性油脂」「動物性油脂」など表記が曖昧な場合は、どういった脂を使っているのかが不明のため注意が必要です。
パピヨンは皮膚が弱いので、粗悪な油脂を大量に摂取すると皮膚トラブルが起こりやすくなります。
おすすめドッグフード

では次に具体的なおすすめドッグフードを挙げてみましょう。上記の条件を満たしているフードは「プレミアムドッグフード」と呼ばれ、価格は1kgあたり平均2,000円ほどとなっています。一般的なドッグフードと比較すると高額になってしまいますが、その分安心安全なフードとなっています。
モグワン
モグワンはプレミアムドッグフードの中でもトップクラスの人気商品です。主原料はチキン&サーモンで含有率が53%のグレインフリー食品です。もちろん無添加なので安心してパピヨンに与えることができます。フルーツや野菜も含まれ栄養バランスも優れています。元々パピヨンは食事にはデリケートな性格をしている犬種ですが、モグワンは食いつきもいいという口コミも非常に多くなっています。
ココナッツオイルも使用され、美しい被毛を維持するための必須脂肪酸も摂取することができるので非常におすすめできる製品です。
オリジン
犬本来の食事をコンセプトにし、生物学的にフードを研究開発したオリジンは高タンパク低炭水化物を実現しています。原料は肉85%、野菜と果物15%、穀類0%という構成で、肉の含有率が非常に高い製品となっています。ラインナップも充実していて、パピヨンだけではなく全犬種に対応しています。
原材料には「新鮮鶏肉」「新鮮七面鳥肉」というように「新鮮」という言葉が多数表記されています。このことから食材の安全面を徹底的に追求していることが伝わりますが、1kgあたり2,500円ほどでプレミアムドッグフードの中でも若干高めの価格設定となっています。
プレミアムドッグフードの中でも、さらに安心安全を追求した商品と言うことができるでしょう。
ニュートロ
「ミートファースト」という独自の製法で主原料であるチキンの美味しさを存分に活かしているニュートロは、非常に食いつきがいいと高評価のドッグフードです。高品質の原料を使用し、風味と嗜好性を大きく高めています。
もちろん食いつきだけではなく豊富な栄養も含んでいます。ニュートロは厳選自然素材にこだわり科学的に栄養バランスを研究しています。栄養価の高い全粒穀物のみを使用し、栄養バランスを徹底的に追求しています。価格は1kgあたり約1,500円で、プレミアムドッグフードの中でも若干低い価格設定となっています。
ロイヤルカナン
ロイヤルカナンは、ライフスタイルや犬種によって最適なフードを選ぶことができる総合栄養食です。そのためラインナップが非常に充実していて、その数は200以上にも及びます。ロイヤルカナンは個々のペットの状態に合わせて栄養素の最適化を研究しているので、自宅の愛犬に適切なメニューを選択することができるでしょう。
パピヨンのような小型犬向けの製品は1kgあたり1,500円弱なので、ニュートロ同様比較的安い値段で購入することができます。
質の悪いものをあげていると

上記で挙げたとおり、プレミアムドッグフードは1kgあたり平均2,000円ほどの製品です。スーパーなどで販売されている一般的なドッグフードは1kgあたり300円ほどで購入することもできるので、かかる費用は文字通り桁が変わってきます。パピヨンの健康面を考慮するならばプレミアムドッグフードを摂取させるべきですが、毎日与えるフードなのでコスト面も考慮しなければいけません。
では次に安価なドッグフードを与えているとどういった健康被害が起こるのか見てみましょう。
消化不良
いかに肉や魚を摂取しても、消化分解されなければ充分な栄養素にはなりえません。そのため胃腸があまり強くないパピヨンにはできる限り消化のよいフードを与えるのが適切です。安価なドッグフードはコスト削減のため、消化が悪いトウモロコシや小麦を主原料として使用しています。
パピヨンが質の悪いフードを摂取し続け消化不良を起こすと、嘔吐や下痢、食欲不振など体調が著しく悪化します。小麦やトウモロコシが主原料で、香料で食いつきを良くしているフードには特に注意が必要です。1kgあたり数百円で購入できるフードは、まさに食いつきがよく消化に悪いフードです。そのため長期間与えるのは避けた方が賢明です。
皮膚が荒れる
パピヨンは皮膚トラブルが多い犬種と言われています。皮膚を健全に保つには高品質な動物性タンパク質と良質な油脂が必要ですが、これらが含まれているかどうかが価格に直結します。やはり安価なフードには粗悪な成分が含まれていることが多く、長期間摂取しているとアトピーなどの皮膚トラブルの原因になると言われています。
上記でも触れましたが原料表示を見れば、品質の程度を知ることができます。新鮮な生肉、由来がはっきりしている油脂をきちんと摂取させて皮膚トラブルを防ぎましょう。
目やに
パピヨンに限らず、小型犬は涙管のトラブルも多いと言われています。涙管のトラブルは過度な目やにや涙やけの原因になってしまいます。涙管のトラブルは主に老廃物の蓄積が原因です。消化の悪いフード、栄養不足、運動不足などの悪い生活習慣によって老廃物は徐々に蓄積していきます。
パピヨンが質の悪いフードを摂取し続けるということは、人間で言うならば毎日スナック菓子を食べるようなものです。当然体に良いとは言えないので、過度のめやになどが見られた場合は、生活習慣を見直してあげましょう。
被毛が茶色になる
パピヨンは被毛が長いので健康状態が被毛に顕著に現れます。健康なパピヨンはシルクのように艶がある美しい被毛をしていますが、質の悪いフードばかりを摂取していると毛艶が悪くなり変色することもあります。パピヨン本来の美しい被毛を維持するには、低品質のフードでは栄養が足りません。
人口添加物も被毛に悪影響を与えるので、原料をきちんと確認して購入するようにしましょう。
パピヨンとドッグフードの相性を見るには?
まずは、現在のドッグフードがあなたのパピヨンに合っているか確認してみて下さい。簡単な確認方法は「うんち」を見ることです。
下痢が頻発するような状況は、ドッグフードがあっていない可能性が高いです。また、柔らかいうんちや硬いうんちが続くようでもドッグフードが合っていない可能性が高いです。
理想的なうんちは、柔らかすぎず硬過ぎないうんちであり、このような良い状態のうんちが継続しているのであれば、相性が良いドッグフードと考えられます。
パピヨン専用フードの特徴

では最後にパピヨン専用に作られているフードの特徴を挙げてみましょう。
消化しやすく作られている
胃腸が弱いパピヨンには消化しやすいフードが適しています。動物性タンパク質は体内で消化分解されるとアミノ酸に変化します。摂取しても消化が悪ければ分解されず、必要な栄養素にはなりません。そのためパピヨン専用フードはパピヨンでも消化、吸収しやすいように作られています。
被毛を健康に保てる
被毛を健康に保つには動物性タンパク質と油脂が必須です。そのため主原料が生肉でサーモンオイルやココナッツオイルなど良質な油脂がパピヨンには最適でしょう。その他、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸なども健康な被毛をサポートしてくれます。
パピヨン専用フードには鶏油やサンフラワーオイルが含まれているものもあります。
関節に良い成分が多い
小型犬は骨が細いため関節に気を配る必要があります。パピヨン専用フードの最大の特徴は関節に良い成分が一般的なフードよりも多く配合されていることです。活発な性格をしているパピヨンは積極的に動き回るので、関節が弱いと非常に危険です。こうしたパピヨンの性格や行動を考慮して専用フードは開発されています。
カルシウムやリンなどの栄養素が配合され、パピヨンの華奢な骨をサポートしてくれます。
タンパク質量がちょうど良い
犬にとって動物性タンパク質は必須栄養素ですが、だからといって極端に摂取すればいいというわけではありません。人間の食事同様、犬にも栄養バランスは大切です。確かに生肉は豊富なタンパク源ですが、栄養バランスが悪いと高カロリーになる恐れもあります。いかに高タンパクでも高カロリーならば肥満になりやすくなります。小型犬の肥満は関節に大きな負担がかかります。中でもパピヨンは骨が細いので、カロリーコントロールには充分注意しましょう。
パピヨン専用フードは、タンパク質量やカロリーがパピヨンに適切な数値になるよう開発されています。
パピヨンの健康を維持しよう

ドッグフードは種類も値段も幅が広く、どれを購入するべきか悩んでいる飼い主は非常に多いと言われています。中でもパピヨンのように食事に関してデリケートな犬種のフードを選ぶことは難しいかもしれません。原料表示の見方も最低限の知識が必要ですが、原則として主原料が生肉で含有率が50%以上のものを選ぶとよいでしょう。
毎日与えるフードなのでコスト面も大切ですが、愛犬と出来る限り長く生活を共にするために少しでも良質なフードを選んであげましょう。注意すべき点は高いものがいいとは限らないことです。値段が高くても人口添加物を使用しているフードもあるので、ぜひ今回の記事を参考にして購入する前に原料表示を確認してみましょう。