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ワンちゃんの食事はもちろん、ご自身の食生活にもこだわりのある飼い主さんは多いのではないでしょうか。健康のためにオーガニック食材を選ぶ方もいるかと思いますが、ワンちゃんのためのドッグフードにもオーガニック99%のものがあることはあまり知られていないようです。
今回注目したPIYOは、企業理念として「環境保全と動物福祉を考え、関係する人と動物の生活をより良くする」と掲げる株式会社イシイが開発、販売するオーガニックのドッグフードです。
PIYOのこだわりや栄養価、ラインナップ、口コミなど調べましたのでドッグフード選びの参考にしてみてください。
PIYOのこだわり
PIYOは「犬の健康を本気で考えた」ドッグフードとして、原材料の生産から加工に至るまで化学添加物を一切使用していません。また、原材料の99%にオーガニック認定を取得したものを使用、製造工程を手作業でと、さまざまなこだわりがあります。
また、有機栽培についても「メリットは安全とおいしさ」として自然環境との共生、循環も考え、残留農薬にも配慮して無農薬栽培だけではダメ、とこだわっています。無農薬栽培というのは農薬は一切使用しないけれど化学肥料は使うことができます。有機栽培にこだわって化学肥料も使わないことで作物の栄養やミネラルバランスが保たれ野菜の味が濃く美味しくなるそうです。
化学添加物一切不使用
公式で「PIYOは原材料がオーガニックという製品特性を活かす目的と、毎日の食事に含まれる人工防腐剤などがワンちゃんの健康に与える影響を考え、協議した結果、一切使用しない方針を決めました。」と、公言されているように、防腐剤はもちろん酸化防止剤、人工着色料なども原材料の生産から製品の加工に至るまで一切使用されていません。
防腐剤や酸化防止剤については基準値以下なら使用しても大丈夫といった意見や、必要ではない着色料や香料を添加しているドッグフードが多い中で、添加物の体内蓄積の危険を考えるとPIYOの一切不使用の姿勢はワンちゃんの安全に対するこだわりとして評価できるといえます。
PIYOの公式では化学性添加物がペットに及ぼす影響を懸念して、エトキシキン、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸カリウムを特に注意する必要がある添加物としてあげています。
99%の原材料がオーガニック認定
オーガニック(有機)栽培とは、無農薬なだけでなく、化学肥料も使わずに栽培する方法です。PIYOは有機農産物と有機畜産物であるオーガニックチキンで作られています。
PIYOで使用される99%の原材料は有機JAS認定を受けています。「遺伝子組み換えされておらず、基本的に化学合成された農薬や肥料を避けられた食品で、多年生作物は過去3年間以上、野菜や米なら過去2年間以上、農薬や化学肥料を全く使っていない農地での栽培等、有機JAS規格を満たした農産物・加工食品」という条件をクリアした原材料、食品にのみ有機JASマークが付加される制度になっています。
認定されている99%の残りの1%はローズマリー抽出物です。
製造工程のほとんどが手作業
PIYOは「素材の良さを生かすため、製造工程のほとんどを手作業で行っています。」と書いています。具体的な作業内容は以下になります。
① 材料をチョッパーにかけて粘土状にする。
② 材料を配合し、ノズルより直径1mm、長さ30cmに抜き取る。
③ 鍋で100℃で湯煎する。
④ 乾燥させてカットできる状態にする。
⑤ 手作業で一個ずつ6mmにカットする。
⑥ 250℃のオーブンで加熱する。
⑦ 乾燥庫で50℃で乾燥させる。
⑧ 異物混入等防止の検査後、500gずつ袋詰めする。
⑨ 最終検品後、箱詰めする。
⑩ 出荷する。
公式のホームページの「工場の写真風景」では実際に人が作業している様子が撮影されています。
遺伝子組換え作物不使用
日本で遺伝子組み換え食品の開発とその安全性について議論されるようになったのは、1996年ころからですが、いまでも危険性については賛否両論あり未だ安全性が立証されているわけではありません。有機栽培を認証している有機JAS規定でも遺伝子組み換え技術を使用しない決まりになっています。
使用されている原料でオーガニック認定を受けていないローズマリー抽出物も遺伝子組み換えではないので、原材料には遺伝子組み換え作物を一切使用していません。
PIYOの栄養価
PIYOの一般成犬用の「メンテナンス」の原材料と栄養価です。
【原材料】
鶏肉(鶏肉ミンチ・肝臓・心臓・砂肝)
全粒小麦、とうもろこし、ひまわりの種
ローズマリー抽出物
原材料はたったの5種類で、鶏肉を部位別に数えたとしても8種類とほかの多くのドッグフードと比べてとてもシンプルになっています。不要なものを徹底的に排除するPIYOの姿勢がうかがわれます。
【栄養成分量】
粗たんぱく質19.7%以上、粗脂肪5.1%以上、粗繊維2.0%以下、
粗灰分2.0%以下、水分6.0%以下、
エネルギー398kcal/100g
粗タンパク質はAAFCO基準の成犬18.0%以上を上回っていますが、粗脂肪は基準の5.5%を下回っています。
PIYOは総合栄養食(犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで、指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスのとれた製品:一般社団法人ペットフード協会HPより)ではないため、栄養としては足りない可能性があります。
PIYOが、総合栄養食ではない理由は、総合栄養食にするためにはたくさんの栄養素などを添加物として配合し基準をクリアしなければならず、添加物投与するとオーガニック、有機原材料を生かすことができないからです。
ローズマリー抽出物使用
PIYOは酸化防止剤としてローズマリー抽出物使用しています。原材料の有機原材料の割合が99%になっているのは、ローズマリー抽出物を使用しているからです。
ローズマリー抽出物は日本では天然由来の添加物として許可されていて天然由来の成分でありながら食品の酸化を防ぎ、おいしさを保つ事ができます。ローズマリー抽出物の最も重要な成分はカルノソール、カルノシン酸、コーヒー酸とその誘導体であるロズマリン酸です。
ローズマリー抽出物がオーガニックではない理由は、「酸化防止という目的を果たす添加物で、オーガニック認定を受けたもの、あるいは海外のそれに相当するものはないだろうかと、模索範囲を海外にまで広げ、世界中を探しまわったのですが、とうとうそのようなものは見つけることができませんでした。よって、ペット業界でも評価の高い、植物性由来のローズマリー抽出物を採用したという経緯があります。」とのことです。
主原料はチキン
PIYOのメンテナンスとパピーに一番多く配合されている主原料は茨城県で飼育されたオーガニックチキンです。公式ページには生産者の名前までしっかり記載されているので安心できます。
鶏は飼育の仕方で全く味が異なり、有機飼育鶏は通常のブロイラーとは臭いも違い、これこそ鶏という良い香りがして肉質もしっとりジューシーです。使用されている内容も鶏肉ミンチ・肝臓・心臓・砂肝と明記されています。
とうもろこしが使用されている
PIYOにはアメリカ産のオーガニックコーンミールが使用されています。もちろん有機JISマークがついていますが穀物であるトウモロコシなので肉食寄りの雑食であるワンちゃんには消化しづらい原材料になります。ワンちゃんの体質によっては消化吸収しにくいためお腹がゆるくなったり、下痢や嘔吐の可能性もあります。また、アレルギーを起こしやすい原料でもあるので、飼い主さんが良くみてあげることが必要です。
有機栽培の安心素材
PIYOに使われている原材料は99%が有機栽培、有機飼育の安心素材です。
・土壌にも除草剤、殺菌剤を使用しない安全で栄養豊富な無農薬全粒小麦粉。
・新鮮で安全な環境と人に無理をかけない無農薬有機栽培のトウモロコシ。
・無添加で防腐剤を含む農薬を使わずに栽培されたひまわりの種。
・植えてから収穫するまで化学肥料を一切使わず育てられた大豆。
・有機飼育のオーガニックチキン。
・卵黄の風味が生かされたIMO control認証卵の卵黄からできた卵粉。
卵粉のみドイツのIMO control認証で、あとはすべて有機JAS認定です。
使用される有機栽培、有機飼育の原材料は産地と生産者が公式のホームページに公開され、ロット毎に更新されているので不明な部分がなく安心です。
PIYOのラインナップ
PIYOには「メンテナンス」「パピー」「ベジタリアン」の3つの製品があります。それぞれの特徴です。栄養価の項目で記載した「メンテナンス」以外の「パピー」と「ベジタリアン」は原材料、栄養成分もみていきましょう。
メンテナンス
PIYOメンテナンスは一般成犬用のドッグフードです。パピーを卒業する切り替え時期から成犬、シニアまでの幅広いライフステージで使用できます。全犬種対応なので犬種の違う複数のワンちゃんと暮らしている飼い主さんにも選んでいただけます。
パピー
PIYOパピーは大事なワンちゃんの成長期に健康な身体づくりをするためのドッグフードです。栄養が豊富なので妊娠授乳期や体力が消耗しているとき、病気、手術からの回復期にも適しています。
【原材料】
鶏肉(鶏肉ミンチ・肝臓・心臓・砂肝)
全粒小麦、とうもろこし、大豆、ひまわりの種、卵粉
ローズマリー抽出物
原材料はメンテナンスより多く、全粒小麦と卵紛が使われています。
【栄養成分量】
粗たんぱく質22.4%以上、粗脂肪10.5%以上、粗繊維2.0%以下、
粗灰分2.0%以下、水分6.0%以下、
エネルギー425kcal/100g
メンテナンスに比べタンパク質が19.7%から22.4%に、脂肪分が5.1%から10.5%に、エネルギーが398kcaから425kcaに増えています。
ベジタリアン
PIYOベジタリアンは動物性の原材料は一切不使用です。肉にアレルギーのあるワンちゃんや摂取カロリーが気になるときにおすすめです。
【原材料】
全粒小麦、とうもろこし、大豆、ひまわりの種
ローズマリー抽出物
メンテナンスで使用している鶏肉の代わりに大豆が配合されています。
【栄養成分量】
粗たんぱく質17.4%以上、粗脂肪3.2%以上、粗繊維4.0%以下、
粗灰分2.0%以下、水分6.0%以下、
エネルギー386kcal/100g
脂肪分が5.1%から3.2%に減っています。
多い口コミ
PIYOの口コミの中から多い意見を紹介します。実際にPIYOを使用した飼い主さんの口コミなので客観的にみて参考にしていきましょう。
安心して与えられる
PIYOを安心して与えられるとの口コミがありました。PIYOは99%の原材料でオーガニック認定をうけています。産地や生産者も明確で安心なうえ、添加物も天然由来のローズマリー抽出物を酸化防止剤として使っているだけなので飼い主さんも安心して与えることができるのでしょう。
食いつき抜群
PIYOは食いつきが抜群だと喜ぶ飼い主さんもいます。主原料のオーガニックチキンはジューシーで一般に使われるブロイラーのものとは味も香りも違うので嗜好性が高くワンちゃんの食欲をそそります。香料や動物性油脂を配合して嗜好性を高めている製品もある中で素材のみで食いつきが良くなるのは安心できます。
毛艶が良くなった
PIYOを食べて毛艶が良くなったとの声もあります。普通ドッグフードでは毛艶をよくするために必須脂肪酸などを配合していますが、PIYOはオーガニックチキンが主原料なため、消化吸収により良質なタンパク質とアミノ酸を摂取することができて毛艶が良くなったと考えられます。
また、安全な食材のみを口にして、さまざまな化学添加物を一切摂取しないことで残留添加物などもなくワンちゃんが体内から健康になった可能性もあります。
活動的になった
ワンちゃんが活動的になったという飼い主さんもいます。毛艶がよくなったワンちゃんと同様、安全な原材料からつくられたPIYOを食べ続けることで体調が良くなり活動的になったと考えられます。
まとめ
今回はオーガニックドッグフードのPIYOに注目してみました。PIYOは、化学添加物を一切使用しない、遺伝子組み換え作物不使用、原材料の99%がオーガニック認定を受けていて、残りの1%が天然の酸化防止剤のローズマリー抽出物というドッグフードです。
成犬用の「メンテナンス」では使われている原料は鶏肉、全粒小麦、とうもろこし、ひまわりの種、ローズマリー抽出物の5種類だけ、「パピー」でも大豆と卵粉を加えた7種類というように、ここまで不要なものは一切使用しないことを徹底しているドッグフードは珍しいのではないでしょうか。添加物は、基準値以内といっても体内に蓄積される可能性を考えると心配なので不使用は安心できます。
原材料に小麦粉とトウモロコシが使用されているので体質にあわないワンちゃん、アレルギーのあるワンちゃんにはおすすめはできませんが、産地や生産者までわかる安心安全なオーガニックに興味のある飼い主さんは試してみるのも良いかもしれません。
PIYO以外のおすすめドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
モグワン
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
アカナ
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 5,724円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)