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ランミールドックフードは口コミは良いが不安な部分も多い?原材料から徹底分析!

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ランキング詳細

ランミールは口コミの評価が良いものがかなり多いドックフードではあるのですが、その反面で、「穀物」や「ミール系食材」、「人工添加物」など愛犬にとって不安となる原材料を使っているという心配もあります。実際どうなのか、特徴をはじめとし、原材料や栄養価、口コミまで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

日清ペットフードだからの利点

ランミールは商品の原材料や成分に対して、「優れたアミノ酸バランス」「消化を助けお腹に優しい微粉砕原料使用」「骨をサポートするグルコサミンを配合」「ビタミンの強化配合(7歳からの高齢犬用)」「総合栄養食」という5つのことに特にこだわって製造しています。

そして原材料に対してはもちろんのこと、製造する工程においてもさまざまなこだわりを持っています。実際にどういったこだわりのもと製造しているのか詳しく見ていきましょう。

QEセンターで安全性審査

日清ペットフードでは、美味しいドックフードを作ることができたとしても、〈原材料の品質に問題があってはお客様のもとに届けることができない〉と考えており、新たに使用される原材料のすべてを日清製粉グループ本社の【QE(Quality Exam)センター】で安全性の検査をしています。

そして【QEセンター】で審査をおこなった原材料は、工場での受け渡しの際にも、品質や安全性が自主管理基準に合致しているかどうかを確かめるために、成分分析をおこなうのです。

このような厳しい管理の下で受け入れた原材料は、配合され、金属除去マグネットやふるいにかけて混入物を完全に取り除かれます。そのように安心して食べてもらうため、二重にも三重にもチェックをすることで安全性を確実なものにしているのです。

輸送トラック、コンテナ内の状態も確認

製造過程におけるところだけではなく、製品を輸送する際には、積荷前に輸送トラックやコンテナの内部を確認しています。そして製品を出荷まで保管するための倉庫内も、定期的に衛生管理状況をチェックして清潔な状態を保っているのです。

また万が一のトラブルにも備えており、製品に最終出荷判定が下されると各ロットから抜き取って一定の期間保存します。

さらに出荷後の製品の足取りを把握できるように、出荷先やロット番号などを基幹システムに入力するため、製品を見失うことなく、確実で迅速な輸送ができるのです。

微粉砕原料で消化吸収性を高める

【微粉砕原料】とは、原料をじっくりと丁寧にすりつぶすことによって、一粒一粒をきめ細やかに仕上げた原料のことを言います。

そのようにきめ細やかにすりつぶされた【微粉砕原料】は、粒子が細かいために消化吸収性に非常に優れており、愛犬のお腹の負担を軽減することができるのです。また毎日のご飯後の消化の負担が減ることによって、愛犬の健康をサポートすることにもつながっています。

国産だから長期輸送しなくてOK

国産ドックフードのメリットとして、長期の輸送がないこともかなりの強みになります。もし海外製の製品だった場合は飛行機や船で送られてくるわけですが、長時間の輸送だと〈温度変化〉や〈製造してからの時間の経過〉によって、品質の劣化も考えられます。

逆に国産の製品の場合、発送から到着までの時間が短いため、新鮮な状態で商品が販売されるのはもちろん、買い忘れてしまった場合においてもネットで注文してもすぐに商品を手にすることができます。

ドックフードがなくなりそうなときにすぐ新しいものが手に入るというのは、商品を選ぶにあたって大事な要素になるのではないでしょうか。

ランミールの原材料と成分

それでは実際にドックフードに含まれている栄養価について解説していきます。

まず「ラン・ミール ビーフ&バターミルク味」の原材料と成分値を詳しく見ていきましょう。

原材料
穀類(小麦粉/ホミニーフィード/とうもろこし/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠)、肉類(チキンミール/ミートミール/チキンパウダー)、動物性油脂、大豆ミール、フィッシュミール、ビートパルプ、オリゴ糖、アルファルファ、パプリカ、ビール酵母、ミルクパウダー、グルコサミン、ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/ヨウ素/亜鉛/銅)、ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)、食用黄色5号、食用赤色102号、食用赤色3号、香料、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)

重量百分比
水分 10.0%以下 粗タンパク質 18.0%以上 粗脂肪 8.0%以上 
粗繊維 5.0%以下 粗灰分 8.0%以下 カルシウム 0.9%以上
リン 0.72%以上 リノール酸 0.9%以上
1kg当たり
ビタミンA 4500IU以上  ビタミンE 45IU以上 ビタミンB 10.9mg以上
ビタミンB2 1.98mg以上

体に良くない合成酸化防止剤は不使用

ドッグフードには合成酸化防止剤としてBHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)が使用されることがあります。

BHA、BHTは人間の食品に限定的に使われることもあり、メーカーによっては基準値以内なら問題ないとしているところもありますが、動物実験で発ガン性も認められていて、人間よりも身体の小さな愛犬に与えることは体内に蓄積する危険も含めて避けたいものです。

ランミールは合成酸化防止剤は不使用で、天然の酸化防止剤としてローズマリー抽出物を使用しているので安全です。

主原料に動物性タンパク質でない、穀物を使用

ランミールの原材料一覧表を見ていただくと分かると思うのですが、穀物の配合割合がとても多く、主原料として使用されています。配合している穀物は主に小麦やとうもろこしになるのですが、これらの原料は穀物の中でもアレルギー性の強いものになります。

そのため、愛犬がアレルギーではない場合でもアレルギー症状が出てしまう可能性も考えられますので注意が必要です。そもそも穀物は消化においても良くないとされていますので、胃腸が弱いわんちゃんはなるべくなら避けた方がいいでしょう。

健康に良くないミール系食材を使用

ランミールの原材料には、「チキンミール」や「ミートミール」などをはじめ、「大豆ミール」や「フィッシュミール」など【ミール系食材】が多く使われています。この【ミール系食材】は、ドックフードの原材料において注意が必要な食材です。

なぜかと言うと、【ミール系食材】には動物の肉だけでなく、本来は廃棄する予定であった動物の肉以外の部分が使用されている可能性もあり、何を使っているか分かりません。最悪の場合、愛犬の健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。そのため、愛犬の健康を考えてあげるのであれば、【ミール系食材】が配合されているものは避けた方がいいでしょう。

人工添加物が多く使用されている

ランミールでは、着色料や香料などの人口添加物が使用されています。基本的に犬は彩によって食べ物を判断する動物ではないので、着色料などは不要な成分と言えます。

そして人工添加物には化学物質や石油なども使われているため、ずっと食べ続けることで健康に悪影響を与える恐れもあります。愛犬の健康を考えてあげるのであれば、こういった人工添加物が入っているものは極力避けた方がいいでしょう。

ランミールの全3種類

それではランミールドックフードのラインナップを見ていきましょう。

ビーフ&バターミルク味

ランミールの「ビーフ&バターミルク味」は、総合栄養食であり、成分的にはタンパク質18%以上、脂質8%となっており、AAFCOの基準を満たしたドックフードになります。

ただ商品名に〈ビーフ〉と記載されていますが、原材料のどこにも【牛肉】の文字は無いため、実際は香料による〈ビーフ味〉の可能性があります。仮に牛肉が使われているとするならば「ミートミール」になりますが、ミートミールは哺乳類全般の肉を乾燥させたものになりますので、牛肉以外も使っているでしょう。

そもそも原料が牛肉であるならば「ビーフミール」と記載がされているはずです。実際に〈ビーフ〉は使われていると思いますが、どういった形で〈ビーフ〉を使用しているかは知ることができません。

そのことから、ビーフがメインで使われているドックフードというよりは、ビーフ味のクッキーのようなドックフードと言えるでしょう。

チキン&バターミルク味

このランミールの「チキン&バターミルク味」も、栄養価としては「ビーフ&バターミルク味」と同様で総合栄養食となりますので、栄養面に関しては特に問題はないでしょう。

しかし使われている【鶏肉】は〈チキンミール〉や〈ミートミール〉、〈チキンパウダー〉になりますので、〈チキン〉は使われてはいますが、こちらもチキン味のクッキーのようなドックフードと言えるでしょう。

7歳からの高齢犬用ビーフ&バターミルク味

この「7歳からの高齢犬用ビーフ&バターミルク味」は基礎代謝が低下し始める7歳からの愛犬の健康維持を配慮して製造されており、カロリー控えめ(成犬用対比エネルギー10kcal/100gダウン)の総合栄養食となっています。

加齢によって弱くなりやすい胃腸の働きを助けるビール酵母を配合し、健康維持のための11種類のマルチビタミンや、毎日の活力をサポートしてくれるタウリンも配合してきます。

クロレラ配合の歯みがき粒も入っているので、高齢で弱った歯の健康維持もサポートしてくれるので、高齢犬に適したドックフードと言えます。

ただ原材料はほとんど同じで、穀類がメインでミール系の肉を使用しているので、高齢だということはもちろん、アレルギーがあるわんちゃんや、胃腸が弱いわんちゃんには注意が必要でしょう。

ランミールの口コミ

ここまでランミールの製品についての解説をしてきたので分かると思いますが、ランミールは原料の中には「穀物」や「ミール系食材」、「人工添加物」などが使われているため、犬にとって悪影響を与える可能性があり、決して原料がいいとは言えません。

しかし、実際の利用者の声としては評判が良いものが多く、口コミを見る限りでは悪いドックフードとは言えないようです。では実際にどんな口コミがあるのか見ていきましょう。

驚きの安さ

ランミールの8kg2,160円という価格を驚きの安さと評価する口コミがあります。ドッグフードの価格はさまざまで、原材料の品質やこだわりの製法などメーカーによっての違いがありますが、最高級をうたうドッグフードで同じ8kgで15,000円近くする製品もあるのでランミールの安さはかなりのものです。

ランミールは安全で高品質なペットフードのために、製品の開発、原材料の調達、工場での生産、できあがった製品の輸送・保管にいたるまで、何重にもわたる安全性の検査・確認を行い、安全の確保に全力で取り組んでいる日清ペットフードの製品なので安くても安心して愛犬に与えることができます。

国産なので安心

ランミールは国産なので安心という飼い主さんの声があります。ドッグフード市場では外資メーカーが多い中、ランミールはQEセンターで安全検査を徹底して行っている日清製粉グループの製品なので安心です。人間用の食品と同様、日清ペットフードの製品も、その技術力を駆使して厳密に分析されています。

QEセンターのQEとは、「Quality Examination=品質検査」の略で、化学分析、遺伝子分析、微生物分析により使用する原材料、製品などが安全かどうかのチェックが行われています。QEセンターは2003年12月、残留農薬分析では食品メーカーとして初めて、分析機関の検査能力に関する国際規格であるISO17025の認定を取得しています。

食いつきが良い

ランミールは食いつきが良いという口コミがあります。もともと肉食である犬は、「肉や魚」を好んで食べるので、ドックフードに「肉や魚」の風味があれば喜んで食べるのです。

しかしランミールにおいては、主原料が「穀類」であり、新鮮な「肉や魚」ではなく「ミール系食材」が使われていることから、本来は食いつきが良いドックフードとは言えません。ではなぜ食いつきが良いのかというと、嗜好性を高めるための【香料】であったり、【動物性油脂】がたっぷりと振りかけられているからと考えられます。

そして【動物性油脂】に関して言えば、どんな動物性の油を使用しているか分からないうえ、品質や鮮度などは不明です。実際に新鮮な油を使用した場合は【サーモン油】などと明確に表記されているので、【動物性油脂】という表記は、「この油を使っています」と自信をもって言えないのかもしれません。

愛犬の健康を考えてあげるのであれば、【香料】や【動物性油脂】などの人工添加物に頼るのではなく、【原材料の鮮度や品質】で食いつきが良いものを選んであげた方がいいでしょう。

こんな飼い主におすすめ!

太り気味で肥満が気になる

愛犬が肥満になると、骨や軟骨、呼吸器、循環器など健康に問題が出てきます。肥満の見極め方法としては肋骨を触ったときに脂肪でどこにあるかわからない、または1歳のときより15%以上体重が増加しているなどがありますが、肥満の場合にはダイエットが必要になります。

ダイエットの際、食事を減らし空腹を我慢させることはストレスになるのでカロリーの低いドッグフードを上手に使うと良いでしょう。ランミールは低脂肪のため、肥満気味な愛犬にはおすすめのドッグフードです。

コスパを求めている

ドッグフードは人間の食事と同じで毎日必要なものなので、買い続けることを考えるとコストパフォーマンスは重要です。製品ごとに価格の差が大きいものですが、なるべく品質の良いものを家計の負担を少なく購入したい飼い主さんは多いのではないでしょうか。

ランミールは安全で高品質なペットフードのために取り組んでいる日清ペットフードの製品にもかかわらず8kg2,160円という驚きの安さのため、コスパを求めている時にはおすすめです。

まとめ

今回は日清ペットフードが手掛けた国産ドックフードのランミールについて調べてみました。ランミールはさまざまなこだわりをもって製造されていて、品質管理においても徹底的に管理されており、さすが日清製粉グループだと言えるでしょう。

しかし、原材料に関しては「穀類」や「ミール系食材」、「人工添加物」など、犬にとって危険と言われるものがかなり使用されており、アレルギーのあるわんちゃんや胃腸が弱いわんちゃんは体調を崩してしまう危険性があります。

ただ、コスパに関して優れている点や、流通がしっかりしているため簡単に購入しやすいという点、国産における輸送時の品質劣化のリスクがすくないなど、メリットもいろいろとあるのは確かです。

多頭飼いの場合に低価格であるランミールは有り難いドックフードだと言えますが、もしも愛犬にランミールを与えるのであれば、体調に悪影響を及ぼすリスクもあることを忘れず、愛犬の健康状態に注意しながら与えるようにしましょう。

ランミール以外のおすすめドッグフード

アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。

モグワン

モグワンイメージ画像
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:1.8kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

アカナ

アカナイメージ画像
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 5,724円(税込)

詳細ページ公式ページ

カナガン

カナガンイメージ画像
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。

基本情報

参考価格:2kg 3,960円(税込)

詳細ページ公式ページ

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