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サモエドの飼い方、徹底解説!性格と特徴は?寿命となりやすい病気って?

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サモエドは、大きな体と美しくて白い毛が特徴的な犬です。大型犬ですが性格は非常に温厚で、人間にも他の動物に対してもフレンドリーです。しかし、飼い方を理解していないと、無駄吠えが多くなったりわがままな性格になってしまったりしてしまいます。

この記事では、サモエドの飼い方について丁寧に解説します。性格や特徴を理解し、飼い方のポイントや寿命、かかりやすい病気を知ることで、サモエドをストレスなく飼うことができます。

サモエドの性格


サモエドは温厚で我慢強く、協調性のある性格をしています。利口で物覚えも良いことから、しつけも楽で、比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。ここではサモエドの性格について解説していきます。

温厚で我慢強い

サモエドは温厚で我慢強い性格です。体が大きく丈夫であるため、すこしくらいいたずらをされてもまったく怒りません。YouTubeには、子猫にいたずらされても微動だにしないサモエドの動画がアップされています。

表情も豊かで、常に口角が上向いているため笑っているような印象を受けます。これはサモエド・スマイルと呼ばれており、世界中で愛されています。一緒に過ごしていると、幸せな毎日を送れることでしょう。

誰に対してもフレンドリーな性格であるため、番犬には向いていません。知らない人に対してもすり寄っていくので、番犬としての活躍を期待するなら、他の大型犬をおすすめします。

協調性がある

サモエドは協調性がある犬種です。そのため、他の犬や動物とも仲良く接します。サモエドは、もともとシベリアのツンドラ地帯でソリを引く犬として使われていました。ソリは一匹ではなく複数の犬で引くので、協調性が大事です。協調性の高さは、こういった環境から生まれました。

協調性が高いと、家族に溶け込みやすくなります。犬嫌いの方でも馴染みやすいと言えるでしょう。他にペットを追加する場合でも、仲の悪さなどを懸念する必要がありません。

また、協調性が高いため、小さな子どもやお年寄りがいる家庭でも安心して飼うことができます。さらに、他の犬同士が喧嘩していても加わることなく落ち着いているため、トラブルに巻き込まれることはほとんどないでしょう。

飼い主に従順で甘えん坊

サモエドは飼い主に従順で甘えん坊です。もともとシベリアのツンドラ地帯で原住民のサモエド族と一緒に暮らしていたため、人間に対しては忠誠心が強い上に、人間の表情や感情を読み取ることができる利口な犬です

従順である上に訓練能力が高いため、非常にしつけがしやすい犬種です。ただし、甘えん坊であるため、スキンシップは欠かさないようにしましょう。放置しているとストレスが溜まってしまいます。

また、従順だからといってしつけをしないのも良くありません。甘やかしてばかりいるとわがままな性格に育ってしまい、吠えたり噛んだりする恐れがあります。しつけはきちんとおこないましょう。

寂しがり屋

サモエドは寂しがり屋な一面もあります。放置されてしまうとストレスが溜まり、無駄吠えをしてしまう可能性がありますので、日頃からスキンシップは欠かさないようにしましょう。

寂しがり屋であるため、室外よりも室内で飼うことをおすすめします。室外で飼うことによってストレスが溜まりすぎると、不安障害を引き起こしたり異常行動を取ってしまったりしかねません。

また、サモエドは寒いところで生まれた犬です。暑さには弱いため、温度調節はしっかりとおこないましょう。夏バテを引き起こしてしまうと、食欲不振や栄養失調、脱水症状の原因になりかねません。室内は、過ごしやすい温度に保っておきましょう。

サモエドの体重や特徴

サモエドの体重や特徴を紹介していきます。サモエドは体の大きい犬種ですが、室内で飼う必要があります。ここでは体重、大きさ、特徴、被毛の特徴について説明します。

サモエドの体重

サモエドの体重は、オスで20~30kg、メスで16~20kgです。ただし、これらはあくまで平均の体重です。サモエドは体が大きく筋肉質で骨太な上に個体差があるため、40kgを超える場合もあります。

サモエドは、生後2ヶ月で5kgになることが一般的です。その後、1ヶ月で2~3kgずつ増えていきます。生後1年が経つ頃には、25kg前後になっているでしょう。すぐに大きくなるので、体調管理や食事管理は徹底しましょう。

サモエドは体も大きい分、肥満になってしまうと足や関節に負担がかかってしまいます。ただし、体の大きさと体重は正比例するので、体重が多くても体が大きければ心配する必要はないでしょう。

サモエドの体の大きさ

サモエドの体の大きさは、オスで53~60cm、メスで48~53cmです。体のサイズは大型犬の中でも小さいほうですが、長い毛に覆われているため大きく感じます。

室内での飼育をおすすめしますが、その際は、サモエドの邪魔にならないような家具の配置にし、しっぽが触れて落ちても壊れないようなものを選んだり工夫しましょう

また、ペットを連れて外出する際、大型犬がNGな店やカフェもあります。サモエドも大型犬であるため、飼育する際は、そういった点も覚悟するようにしましょう。

サモエドの体の特徴

サモエドの体は、日本スピッツとよく似ています。黒い目と長い口、飾り気のあるしっぽが特徴的です。一番の魅力は、サモエド・スマイルと呼ばれる表情でしょう。サモエドは口角が上がっているため、常に笑っているように見えます。

体が大きい上に長い毛で覆われているため、抱きしめると非常に温かいです。もともと極寒の地で、人間が体を温めるために使われていたほどです。

サモエドは、シベリアのツンドラ地帯でソリを引くことを仕事にしていました。そのため、筋肉質な体と太い骨もサモエドの特徴です。

サモエドの被毛の特徴

サモエドは、美しい白い毛で覆われています。被毛の特徴は、極寒の地でも耐えられるダブルコートです。ダブルコートは抜け毛が多いという特徴があるため、ブラッシングは毎日おこないましょう

サモエドの被毛には、ピュアホワイト、クリーム、ホワイトにビスケットのマーキングが入ったものの3種類です。19世紀では、ブラウンや黒の毛色を持ったサモエドも見られました。

美しい白い毛がサモエドの特徴でもあり魅力でもあるので、飼育していく上で維持は非常に重要です。サモエドは自分の体を自分で綺麗にすることができません。しっかりと飼い主がケアしてあげましょう。

サモエドの歴史

サモエドは、ロシアのシベリア地帯に住むサモエド族とともに暮らしていた土着の犬です。トナカイの見張りをしたり、荷物やそりを引いたりして、サモエド族のパートナーとして活躍していました。

19世紀になると、ノルウェーやイギリスが南極を探検し始めます。そのときに目を付けられたのが、寒さにも強く、強靭な肉体を持ったサモエドです。サモエドは、ノルウェーの探検家であるアムンゼンがに南極点に到達したときにそりを引いていた犬として、一躍注目されることになりました。

探検隊が持ち帰った犬がイギリス王室に紹介され、そこから評判が広まりました。日本でもサモエドの評判は知れ渡り、日本スピッツは、ジャーマン・スピッツとサモエドを交配して作られた犬種であるとされています。

サモエドの飼い方のポイント

サモエドの飼い方について解説します。サモエドを飼っていくためには、食事、お手入れ、しつけ、散歩のポイントを理解する必要があります。

サモエドの食事

サモエドの食事は、高タンパクで低脂肪、アレルゲンが入っていないものを選びましょう。タンパク質は五大栄養素の一つです。筋肉の維持や成長の促進に大きな効果があります。

アレルゲンが入っていないものを選ぶのも大事です。アレルギー反応を起こすと、皮膚炎や嘔吐の原因になりかねません。ドッグフードは、穀物が入っていないグレインフリーのものがおすすめです。

サモエドはエネルギー生成効率が他の犬より高いので、フードの目安量も少なくて済む場合があります。反対に、水は多く飲むので、たっぷり用意しておきましょう。特に、夏場は脱水症状を起こさないよう気をつけてください

サモエドのお手入れ

サモエドは定期的なお手入れが必要です。被毛の量が多く、毛が抜けやすいロングコートだからです。毎日ブラッシングしてあげることで通気性が良くなり、病気の早期発見にも繋がります。

春・秋の換毛期は、1日2回がおすすめです。用意するものは、スリッカーブラシとコームです。スリッカーブラシで下の毛を取り除き、コームを使って細かい部分や残った毛をケアしましょう。

シャンプーの頻度は月に1回が目安です。サモエドは抜け毛が多いのでシャンプー前にブラッシングをして抜け毛を取り除き、被毛が絡まないようにしておきましょう。シャンプーはぬるま湯で地肌まで丁寧に洗い、すすぎ残しがないように洗い流したらタオルドライをしてからしっかりと乾かします。

爪は散歩中に削れていきますが、削れ方や伸びる速さに個体差があるので歩くときに爪の音が聞こえるようになったら切りましょう。月に1回程度が目安です。伸びすぎると中の血管も伸びてしまいます。爪を切る時は血管を傷つけないように気をつけて少しずつ切ることがポイントです。

サモエドのしつけ

サモエドは、吠えて飼い主とコミュニケーションを取ろうとする犬種です。そのため、しつけを十分におこなわなければ、無駄吠えが出てしまいかねません。

無駄吠えを防ぐためには、反応しないことが大事です。無駄吠えに反応してしまうと、サモエドは無駄吠えをすれば飼い主が反応してくれると考えてしまいます。そうなると、いつまで経っても無駄吠えがなくなりません。無駄吠えには反応しないようにしましょう。

サモエドは利口で学習能力も高い犬です。しつけも比較的楽でしょう。

サモエドの散歩

サモエドの散歩は1日1時間以上必要です。サモエドは遊ぶことが大好きな犬種だからです。夏場の散歩は短く、冬場の散歩は長くが理想的です。サモエドは暑さに弱いため、夏場は早めに切り上げるほうがいいでしょう。

サモエドを散歩させる場合、急に引っ張られたり走り出されたりすることに注意しましょう。サモエドは非常に力が強いので、バランスを崩して横転してしまう可能性があります。高齢者や子どもが散歩する場合は、特に気をつけたほうがいいでしょう

ポイントは、飼い主の前にサモエドを歩かせないことです。前を歩かせないためには、強く引っ張るのではなく、リードを短く持ってサモエドを前傾姿勢にさせることが大事です。

サモエドを飼う場所。室内?屋外?

サモエドは寒冷地原産なので寒さには強いのですが暑さに弱いため室内飼いがおすすめです。夏場にはエアコンで室温を調整し快適に過ごせるようにしましょう。暑さ対策は万全にする必要があるので、冷却マットなどを使って涼しい空間を作ってあげることも有効です。

室内飼いがおすすめですが、普段から抜け毛が多い犬種なので掃除は大変かもしれません。季節の変わり目の換毛期には特に大量の毛が抜けるので、ブラッシングで抜け毛を取り、掃除、洗濯はこまめにしましょう。

サモエドの寿命やかかりやすい病気

サモエドの寿命やかかりやすい病気を解説していきます。寿命とかかりやすい病気を知っておくことで、対策を考えることができます。愛犬と長い時間一緒に過ごせるよう、愛犬の健康には気を遣ってあげましょう。

サモエドの寿命

サモエドの寿命は12歳から13歳です。一般的に、大型犬は小型犬よりも寿命が短いです。ただし、アラスカン・マラミュートやミャウミャウといった他のスピッツ系の大型犬よりは、長生きです。

寿命はあくまでも平均です。健康や環境によって、寿命は前後します。健康的な毎日を過ごすことができれば寿命は伸びますし、病気ばかりしていると短くなってしまいます。

サモエドと長く一緒にいるためには、定期的なケアと暑さ対策が必要です。サモエドの故郷と日本の風土は全然違いますので、体調を崩さないように温度管理・健康管理をきちんとしてあげましょう

サモエドがかかりやすい病気

サモエドがなりやすい病気は、股関節・肘関節の形成不全、胃捻転などです。サモエドは体の丈夫な犬ですが、これらの病気にかかってしまう恐れがあります。

股関節・肘関節の形成不全は、急激な成長の過程で発生する病気で、進行すると歩き方がおかしくなってしまいます。重症になれば手術が必要なので、歩き方におかしい点はないか常に観察しておきましょう。

胃捻転は食べたものが消化されずに発酵し、そこからガスが発生して胃が捻じれてしまう病気です。発症した場合はすぐに病院へ連れて行かないと、最悪の場合命を落としてしまう可能性もあります。ドッグフードや水を飲ませる場合は、一気に用意するのではなく、ゆっくりと与えてあげましょう。

サモエドについてきちんと知識を身に付けよう


サモエドは温厚でフレンドリーな性格です。協調性があり、利口で物覚えも良いので飼いやすい犬種と言えるでしょう。ただし、定期的なケアは必須です。また、無駄吠えをなくすためにしつけはきちんとおこないましょう。

サモエドは丈夫な犬ですが、健康面の管理も気をつけなければなりません。愛犬の健康を気遣うのは飼い主の重要な役目です。飼い方のポイントを把握して、長い時間一緒にいられるよう愛情を持って育てましょう。

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アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。

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カナガンイメージ画像
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