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シェットランドシープドッグって?シェルティの愛称で親しまれている人気犬種を徹底解説!

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シェットランドシープドッグは「シェルティ」という愛称で親しまれている、スコットランドのシェットランド諸島原産の犬種です。

シェットランドシープドッグの性格の傾向や、特徴、歴史、飼うときのポイント、かかりやすい病気などについてまとめていますので、シェットランドシープドッグの飼い主さんやこれから飼うことを検討している方は参考にしてみてください。

シェットランドシープドッグの性格


性格には個体差があり、生活環境によっても変わってきますが、もともとどのような目的で品種改良されたのか、犬種の歴史的に人間とどういう関係性を築いてきたかにより、だいだいの傾向というものがあります。シェットランドシープドッグの性格についてみていきましょう。

忠実で愛情深い

シェットランドシープドッグは飼い主に忠実で愛情深い性格です。牧羊犬であった歴史から賢く与えられた仕事を忠実にこなし、飼い主さんを喜ばせることが大好きです。家族に対する愛情が深く物覚えが良いため、しつけのしやすい犬種です。

警戒心が強い

シェットランドシープドッグは牧羊犬で家畜を守る仕事をしていたため警戒心が強く、家族以外には慣れにくい性格をしています。知らない人を警戒してよく吠えるため番犬の役割を果たすことができます。

繊細で感受性が強い

繊細で感受性が強く寂しがり屋の面もあるので、飼い主さんにかまってもらうことを好みます。遊び好きでもあるのでしつけや遊びでコミュニケーションをとってあげましょう。

シェットランドシープドッグの体重や特徴


シェットランドシープドッグの体重や外見的な特徴についてみていきましょう。

シェットランドシープドッグの体重

シェットランドシープドッグの体重はオス、メスともに6~10kgが平均ですが個体差がとても大きく、4~20kgと、同じ犬種とは思えないほどの差がでます。

被毛が豊かなので太ったり痩せたりしても見た目ではわかりにくいので、定期的に体重のチェックをしましょう。

シェットランドシープドッグの体の特徴

シェットランドシープドッグの体の特徴は、体長(犬を横からみて胸からお尻の先端までの長さ)が体高(地面から背中までの高さ)よりやや長く、筋肉質で胸は張り、腹部は引き締まった均整の取れた体格をしています。

頭部は長く、耳から鼻にかけて細くなり優しい表情をしています。耳は前方に折り曲がったものが理想とされていますが、子犬のころは折れていても自然に立ち耳になってしまうため、生後2ヶ月ごろからテープで固定して矯正することがあります。

サイズは、日本国内の犬の品種認定、犬種標準の指定などをしているジャパンケンネルクラブによると、理想体高はオスは37cm、メスは35.5cmです。「33cm未満、上限40.5cmを超えるものは極めて好ましくない」とされています。シェットランドシープドッグはサイズが安定しにくく、まれに大きな個体が生まれることから体高には厳しい制限がついています。

シェットランドシープドッグに似た外見をもつ犬種に大型犬のラフ・コリーがいるため、小型のコリーと呼ばれることもありますが、コリーとは首の位置や身体のバランスが違います。また、頭蓋骨ではストップと呼ばれる前頭部と口吻の接続部のくぼみがあることが標準とされていますが、コリーにはわずかしかありません。

シェットランドシープドッグとコリーは別の犬種で、体高や体重、毛色の種類が違うため、コリーの小型の犬種をシェットランドシープドッグと呼ぶわけではなく、そのまま大きくなってもコリーにはなりません。

シェットランドシープドッグの被毛の特徴

シェットランドシープドッグの被毛は、硬くて長い上毛と柔らかくて密生した下毛のダブルコートで、首周り、胸、前脚の後ろ、かかとから上、尻尾の裏にはフサフサの飾り毛があります。首まわりから胸にかけての豪華な飾り毛は最大の特徴で、メスに比べてオスの方が豊かです。

毛色は、茶色系で首と胸周り、足と尾の先に白が入る「セーブル」、黒、白、タン(茶)の3色で、頬、目の上、足、尾の内側にタンが入る「トライカラー」、黒の毛色を薄くするマール因子によって作り出される美しいシルバーブルーに大理石のように黒が散らばりタン、白のマーキングのある「ブルーマール」と、「ブラック&ホワイト」、「ブラック&タン」の5種類があります。

マール同士を掛け合わせて産まれる全身がほぼ白いマールホワイトはダブルマールと呼ばれますが、耳や目に障害を持って産まれてくるため、マール同士の繁殖は避ける必要があり、ホワイトカラーはシェットランドシープドッグでは認められていません。

シェットランドシープドッグの歴史


シェットランドシープドッグはイギリスのスコットランド地方、シェットランド諸島(シェトランド諸島)原産の牧羊犬です。歴史は、スコットランドの牧羊犬の歴史と同じくらい古く、ラフ・コリーやボーダー・コリーと同じスピッツやスパニエルから作出されたと考えられています。

シェットランド諸島は、牧草地の少ない岩地の孤島で気候条件が厳しく、家畜の飼料も不足する環境であったため、必然的に飼育される牛、馬(シェットランド・ポニー)や羊(シェトランド・シープ)も小型でした。シェットランドシープドッグも環境に適応して小型化したか、小型の家畜に対応して小型化したと考えられています。

スコットランドのボーダー・コリーと同じ祖先を持つ犬のうち小型のものがシェットランド諸島に適応し、スカンジナビア地方から持ち込まれたサモエドなどのスピッツ系の血が配合されたものが原型であるという説もあります。

長い間シェットランド諸島のみで繁殖していましたが、19世紀の終わり頃イギリス海軍の兵士たちにより、シェットランドシープドッグの子犬がイギリス本土に持ち込まれるようになりました。ラフ・コリーと交配し外見が似るようになりましたが、サイズが大きくなってしまったため、ポメラニアンやキング・チャールズスパニエル等との交配でサイズを小さくし、大型化しないように作出されたものが現在のシェットランドシープドッグです。

1909年にイギリスのケンネルクラブがシェットランド・コリーという名称で公認しましたが、コリーのブリーダー団体からの抗議を受け、数年後にシェットランド・シープドッグという名称に変更されました。

同じ牧羊犬のボーダー・コリーが家畜を集めて誘導し移動仕事をしていたのに対して、家畜が牧草地に隣接した畑に侵入して畑や作物を荒らさないように、吠えて警戒する役割を担っていました。

現在では牧羊犬としての役割は主流ではなくなっており、賢く愛情深い性質から家庭犬として世界中で愛好されています。日本には昭和30年頃に持ち込まれました。また、運動能力が高く忠実なため人間と犬がペアとなって行う障害物競走のアジリティなどのドッグスポーツでも活躍しています。

シェットランドシープドッグを飼うときのポイント


シェットランドシープドッグの性格や特徴から、飼うときのポイントをみていきましょう。

体力があるため毎日の散歩は必須

シェットランドシープドッグは牧羊犬として走り回っていた犬種のため身体の大きさの割に体力があるので、1日に1時間以上の散歩が必要です。

家族に対する愛情が深く、一緒に遊ぶことが好きなのでボールやフリスビーなどで遊んだり訓練を取り入れたりすることも有効です。ドッグランを積極的に利用してときどきは思い切り走り回らせてあげましょう。ただし、小型化したことにより骨折しやすいので、過度な運動には注意しましょう。

警戒心が強いのでよく吠える

シェットランドシープドッグは牧羊犬だったことから警戒心が強く、よく吠える犬種です。番犬の役割を果たすことができますが、集合住宅などでの飼育には近所への配慮が必要となることがあります。

ストレスが溜まると無駄吠えをすることがあるので、散歩や遊びで発散させましょう。頭が良いので甘やかすということを聞かなくなることがあります。訓練性の高い犬種なので主従関係をきちんと作るしつけをしましょう。

ダブルコートの被毛で抜けやすい

シェットランドシープドッグは長さのあるダブルコートの被毛で換毛期以外でも抜けやすく、絡みやすく毛玉のできやすい毛質のため、毎日のブラッシングが必要になります。からまった部分を無理にとかすと皮膚がひっぱられて痛い思いをして、ブラッシングが嫌いになってしまうこともあるので、様子をみながら優しくブラッシングしましょう。

年2回の換毛期にはとくに大量の毛が抜けるので、こまめなブラッシングと掃除が必要です。換毛期のめやすは春~夏は7月ごろまで、秋~冬は11月ごろまでで、個体差はありますが期間としては約1ヶ月で終わります。また、飼育環境によって気温差をあまり感じない環境にいる場合は生え変わりのペースも変わってくることもあるので時期や期間がずれていても心配はいりません。

ブラッシングの際は皮膚被毛を傷めたり静電気が起きたりしないブラシを選びましょう。目の粗いブラシで大まかに抜け毛を取り除いたあと、からまった部分はスリッカーブラシでほぐしてあげ、コームで毛並みを整えます。かまってもらうことが好きな犬種なのでコミュニケーションをとりながらブラッシングをすると良いでしょう。

シェットランドシープドッグの寿命やかかりやすい病気


シェットランドシープドッグの寿命やかかりやすい病気についてみていきましょう。病気は早期発見できるように普段から気をつけてあげることが大切です。

シェットランドシープドッグの寿命

シェットランドシープドッグの平均寿命は12~13歳ですが、あくまでも平均寿命なので、もっと長生きをすることも可能です。

栄養バランスの良い高タンパク低脂肪で体質にあったドッグフードを選び、適度な運動を心がけ、健康で長生きできるように気をつけてあげましょう。

シェットランドシープドッグがかかりやすい病気

【てんかん】
シェットランドシープドッグがかかりやすい病気に、てんかんがあげられます。てんかんとは脳に原因があり、普段どおりに生活しているのに突然てんかん発作を起こし、繰り返す病気です。脳の構造的な変質が原因となって発症する構造性てんかんと、遺伝が原因とみられる特発性てんかんがあります。

発作中の症状にはけいれん、昏倒、失禁、泡を吹くなどがありますが、発作が治まると何事もなかったかのように普通になります。また、発作後にふらふらしていたり、無目的に歩いたり、やたらに水や食事を欲しがる、ぐっすり寝てしまう、といった行動がみられることがありますがおおむね24時間以内には治まります。

突然てんかんの発作が起きると飼い主さんは驚いてショックを受けてしまいますが、発作が治まるまで基本的に飼い主さんにできることはないので、まずは冷静になりましょう。まわりに危ないものがないかを確認し、嘔吐している場合は呼吸困難にならないため噛まれないように注意しながら口の中の異物を取り除きます。意識をとり戻させるために身体をゆすったりしてはいけません。

落ち着いて観察し、発作を起こした時の状況、声をかけて反応したかどうか(意識の有無)、どのような症状か、発作が起きてから終わるまでの時間、治まった後の状態と完全に回復するまでかかった時間、発作の前に変わったことがあれば気づいたことを書きとめておきましょう。

けいれんが10分以上続いたり、意識が戻らないうちに次の発作を起こしたりを繰り返したら、てんかん発作の中で一番危険なてんかん重積状態で、命にかかわることもあるので速やかに獣医さんに連れていきましょう。治療が遅れると後遺症が残ることがあります。

【甲状腺機能低下症】
甲状腺機能低下症とは身体の代謝を活発にする働きを持つ、のどのすぐ下にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなる病気です。甲状腺が炎症を起こし萎縮することで必要な量の甲状腺ホルモンが出せなくなり発症します。

原因としては、体内の異物を攻撃する免疫系が誤作動を起こし、自分の身体の一部である甲状腺を異物と判断して攻撃してしまうことよって炎症が起こり、甲状腺ホルモンの機能が低下してしまうことがあげられます。また、甲状腺の腫瘍が原因となっていることもあります。老齢犬になってから発症することがほとんどです。

副腎皮質ホルモンの異常で起こるクッシング症候群などのほかの病気が甲状腺ホルモンの働きを阻害し、同じような症状を引き起こすこともあります。

症状としては、元気がなくなる、体温が下がり寒さに弱くなる、代謝が下がるため食欲がないのに体重が増加する、毛艶がなくなる、フケが多くなり、皮膚が黒ずんで厚くなる、毛の新陣代謝が滞るために左右対称のに脱毛がみられる、などがあげられます。また、皮膚の真皮層にむくみがでるのでまぶたや口元が下がり、悲しげな表情に見える「悲劇的顔貌」になることがあります。

治療としては根治療法ではありませんが、不足した甲状腺ホルモンを人工の甲状腺ホルモン製剤を投与することで、正常なホルモン濃度まで高め症状を改善することができます。投薬を中断すると甲状腺機能低下症にもどってしまうので生涯にわたって投薬を続ける必要があります。

予防法はありませんので、とくに発症しやすい老齢になったら定期的な健康診断で甲状腺ホルモン濃度を測定し、早期発見できるようにしましょう。

【外耳炎】
シェットランドシープドッグは被毛の量が多いので皮膚の病気にもかかりやすく、耳の通気性も悪いので外耳炎にも注意が必要です。外耳炎とは耳の外耳部分にアレルギーやアトピー、異物やダニなどが原因で炎症が起きたり細菌が繁殖したりしている状態をいいます。アレルギー体質の犬の約8割は外耳炎を併発しています。

アレルギーに関してはドッグフードで気をつけてあげることができます。アレルギーの原因になりやすい小麦やトウモロコシを含まないグレインフリー、グルテンフリーのドッグフードを選んであげること、特定の肉にアレルギーがある場合は違う動物性タンパク質のものに変えてあげることが有効です。

まとめ


シェットランドシープドッグは、シェルティの愛称で親しまれている毛並みが美しく、賢く愛情深い飼いやすい犬種です。

シェットランドシープドッグの性格や、特徴、かかりやすい病気などについてまとめています。シェットランドシープドッグとの生活の参考にしてください。

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