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数あるドッグフードの中でワンちゃんの健康を考えた時どれを選んであげるか、ドッグフード選びは飼い主さんの大事な役割です。飼い主さんの選択がワンちゃんのけんこうなを握っているといっても過言ではないかもしれません。とはいっても近年ドッグフードは種類も多くいろいろな特徴もあるので購入の際に迷うこともあるかと思います。
今回、国産ドッグフードのビタワンに注目してみました。海外製のドッグフードが多い中、どのような特徴があるのか、原料や口コミなどの情報を集めたので参考にしてみてください。口コミでも良い口コミ、悪い口コミ両方があるので客観的に見て判断することが大切になります。
ビタワンの特徴
ビタワンというと、ペロリと舌を出したワンちゃんのイラストの描かれた黄色いパッケージが思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。ビタワンの特徴は、公式のホームページを見るといくつもあげられていますが、「日本初」「半世紀の歴史」というものが大きいかもしれません。
日本でまだドッグフードが一般的ではなかった時代に開発されたビタワンは日本のワンちゃんのために必要な栄養と品質にこだわり、不足しがちな栄養素を加え、不要な着色料は排除しています。
半世紀の歴史のあるフード
1960年に誕生したビタワンの歴史は半世紀を超えました。ビタワンは1960年(昭和35年)当時に幼雛用配合飼料を与えて犬を育てていたブリーダーの友人の言葉をきっかけに水で溶くタイプの粉状のドッグフード「愛犬の栄養食VITA-ONE」として生まれましたが、当時アメリカでは大粒のドッグフードが主流だったためビスケットタイプやペレットタイプの販売を開始し、現在のビタワンの原型になりました。
その後、時代に合わせて種類も増えリニューアルをしたり成長を続け、現在ではタイプ別容量別合わせて90種類ものラインナップがあり、あらゆるユーザーに対応できるバリエーションになっています。
初の国産フード
今でこそワンちゃんの食事といえば「栄養バランスのとれたドッグフード」ですが、ビタワンが誕生した1960年ごろの日本ではワンちゃんは「ペット」というより「番犬」、ワンちゃんのご飯は「食事」というより「えさ」という感覚で、内容も、人間のご飯の残り物がほとんどでした。
普通のワンちゃんは食べることのできない海外製の高いドッグフードしかなかった時代に「高温多湿な日本で暮らすワンちゃんの健康と長寿を支えたい」という願いのもと生まれたのが日本初の国産フード、ビタワンです。
日本で暮らす犬の事を考えている
ビタワンの公式の説明に、「四季の変化のある日本で暮らす愛犬の健康を考えた優れた栄養バランスでおいしい総合栄養食」と、書かれています。確かに日本の四季は気候の変化が激しく人間でも体調をくずすことがあるので栄養バランスに優れたドッグフードは必要で、海外のドッグフードにはない着目点かもしれません。
栄養がバランスよく含まれている
ビタワンは健康維持に欠かせないビタミンとミネラルをバランスよく調整し、健康維持に役立つ成分といわれるβ-グルカンが配合されています。また、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖と活性菌を配合しています。腸内環境を整えることはお腹に良いだけでなく、アレルギーの予防にもなります。骨格づくりのためにはカルシウムとリンをバランスよく調整し、CPP(カゼインホスホペプチド)も配合、皮膚の健康と美しい毛並みのためには、γ-リノレン酸が配合されています。
ビタワンの栄養価
日本で暮らす愛犬の健康を考えた優れた栄養バランスでおいしい総合栄養食とうたわれているビタワンですが、実際に使われている原材料を検証してみたいと思います。
穀類(トウモロコシ、脱脂米糠、コーングルテンフィード、小麦ふすま)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆、おから粉末、大豆粉末)、油脂類(動物性油脂、γ-リノレン酸)、ビール酵母(β-グルカン源)、乾燥キャベツ、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、グルコン酸亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、香料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、バチルスサブチルス(活性菌)
主原料がほぼ穀物
上記の原材料表を見てもわかるように、主原料はほぼ穀物になっています。もちろん、ワンちゃんはご飯やパンも食べることはできます。しかし、ワンちゃんの体は人間と違い穀物を消化するときに必要な酵素(アミラーゼ)を少ししかもっていません。また、体の構造として動物性たんぱく質を消化するのに適した短い腸なため、肉食寄りの雑食といえます。
つまり穀物はワンちゃんにとって消化しにくい食材ということになります。体質的にデリケートなワンちゃんはお腹がゆるくなったり下痢や嘔吐をしてしまう可能性もあるため、最初は少量から与えて様子をみると良いかもしれません。
入っている肉類は怪しいもの
上記原材料表の肉類のところに注目していただくと、最初に記載されているものは「チキンミール」となっています。チキンミールの意味はチキン(鶏)とミール(つぶし粉)です。つまり、鶏を粉砕したものがチキンミールなのですが、ここでいう鶏は人間にとっての可食部分とは限りません。頭や足やくちばしや羽など食品として想像のつかない部位が混じっていてもチキンミールと呼ばれます。
鶏を原料としているためチキンミールはドッグフードには動物生タンパク質として使用されることもありますが、正確な内容を知ることはできないのでこだわりのある飼い主さんには敬遠されることの多い原料です。
豆類でカサ増しされている
穀類、肉類に次いで多く配合されている原料に豆類がありますが、脱脂大豆や大豆粉末は大豆から油脂などを搾り取って残った部分を指す表記になります。もちろん人間でも食べられるグレードの可能性もありますが栄養のないカスのような状態の可能性もあり、やはりこの表記のものは心配が残ります。安い原料なのでドッグフードのカサ増しに使用されることがあります。
アレルギーを起こす危険性が高い
近年、アレルギーを持つワンちゃんが増えてきて、ドッグフードもアレルギー対応のものが多く販売されていますが、ビタワンは残念ながらアレルギーを起こす危険性の高い原料が使われています。
例えばトウモロコシ、小麦、チキン、大豆と、多く含まれている原料のほとんどはワンちゃんがアレルギーを起こしやすい食材になっています。中でも小麦は一番アレルギーの原因になりやすく消化も良くない食材です。アレルギーは今持っていなくてもいつ起きるかわからないものなので飼い主さんが気をつけてあげる必要があります。
良い口コミ
口コミはドッグフードを選ぶとき、とても参考になります。ビタワンを実際に利用した方の口コミを見ていきましょう。まずは良い口コミからです。
食いつきが良い
ビタワンの口コミで多いのは食いつきが良いというものです。飼い主さんにとってワンちゃんが喜んで食べてくれるのは嬉しく、安心するものです。チキンのうまみたっぷりの嗜好性が食欲をそそります。
便もしっかり硬かった
便の状態は愛犬の健康のバロメーターです。ビタワンにはおなかの健康維持に腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖と活性菌を配合してあります。腸内環境が良いと下痢や便秘をすることなく良い便がでます。ちなみに良いうんちの硬さは柔らかすぎず硬すぎず、トイレットペーパーなどで簡単に拾いやすいくらいがめやすです。
犬が一番好んでいる
ビタワンを一番好んで食べるという口コミがありました。ドッグフードにはたくさんの種類があり、ワンちゃんの好みもそれぞれなのでお気に入りのフードに出会えたワンちゃんはしあわせです。一般に好まれるドッグフードは嗜好性の良いもので、原料の新鮮なものはもちろん、嗅覚のするどいワンちゃんは人口添加物などの危険物質を本能的に避けることもあるので安全性の高いものも好まれます。
また、逆に香料などで嗜好性を高めたドッグフードもあるのでドッグフード選びの際は原材料を意識してみるとよいでしょう。
コスパが良い
コスパの良さを評価して口コミされている方もいます。ドッグフードは長く買い続けるものなのでコスパはかなり重要です。
ビタワンの値段はショップによっても違いますが安いところでは6.5kg入りで100gあたり21.8円のところがありました。もちろん原材料などにもよりドッグフードの値段には幅がありますが100gあたり100円以上するドッグフードも多くあるのでビタワンはかなり経済的で嗜好、体質にあっているならばコスパはかなり良いといえます。
悪い口コミ
同じドッグフードでもワンちゃんによって体質に合わないこともあります。悪い口コミについても見ていきましょう。
嘔吐するようになった
ビタワンを食べて嘔吐するようになったという口コミが複数ありました。ビタワンには穀物が多く配合されています。もともと穀物はワンちゃんには消化しにくい食べ物なので体質や体調によっては難しいかもしれません。原材料の表記は配合率の高い順に記載されていますので特に穀物の苦手なワンちゃんは穀物の配合量の少ない、または含まれていないドッグフードを選びましょう。
また、早食いや食べすぎなども吐いてしまう原因になることもあるので食べている様子をよく見てあげることも大切です。
下痢になった
ビタワンを食べて下痢をしてしまったというワンちゃんもいます。嘔吐と同じように消化しにくい穀物が原因の可能性があります。穀物が体質に合わないワンちゃんの場合は穀物を含まないグレインフリーのドッグフードに変えてあげる必要があるので原料を確認してドッグフードを選んであげる必要があります。
また、アレルギーで下痢をすることもあるのでアレルギーが疑われる場合、獣医さんに相談してどの原料がアレルギー源になったのかを検査してもらうことも有効です。
栄養の吸収率が悪く便が多い
栄養の吸収率が悪く便が多いとの口コミがあります。便は食べ物が消化された後のカス、あとは老廃物、腸内細菌だといわれています。吸収率が悪く便が多い場合、食べたドッグフードがうまく消化、吸収されることなく便として排出されてしまったことになります。
ビタワンの吸収が悪い場合は原料にワンちゃんにとって消化しにくい食材の穀物が多いことが考えられます。せっかく食べたドックフードの栄養が吸収されないのでは意味がありません。あまりにも消化不良が続くと栄養失調になる危険もあります。対応としては消化の良い動物性タンパク質が主原料のドッグフードに変更するという選択肢があります。
2回目以降食べなかった
ビタワンを2回目以降食べなかったとの口コミがあります。ワンちゃんは理由を話すことができないので飼い主さんは困ってしまったと思います。1回は食べたとのことなので、食べたあと、嘔吐や下痢などと違い見た目でははっきりわからない何らかの体調不良を感じた可能性があります。ワンちゃんの嗅覚は敏感なので2回目にはにおいで危険を察知し食べるのをやめたのかもしれません。
ワンちゃんがドッグフードを食べない場合わがままなことが多いという話も聞きますがとにかく言葉を話せず本当の理由がわからないので対応には飼い主さんの判断が大切になります。
まとめ
当記事では、日本初の国産のドッグフードビタワンに注目してみました。もちろん時代とともに改良されていますが、半世紀を超える歴史のあるドッグフードです。公式ホームページに「四季の変化のある日本で暮らす愛犬の健康を考えた優れた栄養バランスでおいしい総合栄養食」と書かれているようにこだわりがあり、必要な栄養素を配合し着色料も不使用のドッグフードですが、反面、主原料がワンちゃんにとって消化しにくい穀物であるなどデリケートなワンちゃんには難しい商品となっています。
たくさんのメーカー、種類のあるドッグフードの中で自分で選ぶことのできない大切なワンちゃんの代わりに何を選んであげるか、とても難しい問題です。この記事か少しでも参考になれば幸いです。ワンちゃんの体質、嗜好、コスパなどいろいろな条件を考慮して最適なドッグフードを選んであげましょう。
ビタワン以外のおすすめドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
モグワン
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
アカナ
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 5,724円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)