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ドッグフードは日々研究、開発され進化しています。新商品が出る反面、販売中止になる商品もあります。
ワンズライフは1964年に設立された国内のペットフード会社のスマックが製造、販売していた小型犬向けのドッグフードですが現在は販売終了しています。今後の入手はほぼ不可能ですが、特徴や栄養価、口コミなど調べましたので、ほかの製品との比較の参考にしてみてください。
ワンズライフの特徴
ワンズライフは50年以上の歴史のあるペットフードメーカーが小型犬専用に開発したドッグフードです。ワンズライフの特徴についてみていきましょう。
小型犬向けのフード
ワンズライフを開発したスマックの企業理念の中の「健康へのこだわり」の「最適な栄養バランス」の項目に、ライフステージ用フード、種別フードというものがありますが、ワンズライフは小型犬向けのドッグフードです。小型犬は、小さいので抱っこしやすく一人暮らしやお年寄りでも室内で飼いやすいことから人気があり、ワンズライフは小型犬のオーナーの需要に応えて開発されました。
小型犬は骨が細いため骨折しやすかったり、性格的に好き嫌いが多いなどドッグフードで気をつけることもあります。ワンズライフには骨、軟骨のためにN-アセチルグルコサミン・カルシウムが配合してあり、味もパッケージに「ぜひ一度試してもらいたいおいしさ」と書かれているように嗜好性に配慮し、チキンとビーフが選べるようにもなっています。また、粒も小粒で小型犬の小さな口でも食べやすい形状です。
現在は販売中止に
ワンズライフは現在では販売中止になっている商品ですが、ワンズライフの製造元のスマックは獣医療現場との情報共有や研究機関との最新の研究の連携をしてペットを取り巻く環境の変化対応、健康寿命のさらなる延伸に取り組んでいるので商品によっては販売中止ということもあるのでしょう。
小型犬用とは明記されていないので代替品なのかは不明ですが、スマックでは「おいしさ実感」という商品が同じようにチキンとビーフがあり、「小型犬が特にケアしたい骨・関節の健康維持に配慮」となっています。
ペット栄養管理士監修
ワンズライフのパッケージには「ペット栄養管理士監修」と書かれています。商品説明にもペット栄養管理士監修のもと、小型犬に最適な優れた栄養バランスと抜群の美味しさを追求した専用フードとなっています。
国産品質
ワンズライフは国産のドッグフードです。原材料の産地までは記載されていませんが、スマックの品質三原則によると、「安心、安全へのこだわり」「健康へのこだわり」「おいしさへのこだわり」をあげ、ISO(国際標準化機構)の、ISO9001(一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるためのマネジメントシステム規格)を認証取得していることから品質には自信を持っているといえるでしょう。
ワンズライフの栄養価
ワンズライフ成犬用チキン&フィッシュ味の原材料と栄養価です。ワンズライフの原料には不安な点もありますが、詳しくみていきましょう。
【原材料】
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等)、肉類(ミートミール、チキンミール、ポークミール、チキンエキス)、豆類(乾燥おから、脱脂大豆等)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂)、魚介類(フィッシュエキス、フィッシュパウダー)、ビール酵母、N-アセチルグルコサミン、植物発酵抽出エキス、ミネラル類(カルシウム、リン、塩化ナトリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B12、葉酸、パントテン酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)
【成分表】
たんぱく質:22.0%以上 脂質:8.0%以上 粗繊維:5.0%以下
灰分:10.0%以下 水分:10.0%以下
代謝エネルギー:340kcal/100g
AAFCO成犬の最低基準のタンパク質18.0%以上、粗脂肪5.5%以上を満たしています。
主原料はトウモロコシ等が使用されている
ワンズライフに最も多く配合されている原材料はトウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉等の穀物で、なかでもトウモロコシは次に書かれているコーングルテンミールがトウモロコシのタンパク質であることを考えると配合率は高くなっています。
トウモロコシや小麦はアレルギーを起こしやすい原材料で、最近ではドッグフード選びの際にはトウモロコシ、小麦が入っているものは避けられる傾向にあります。
また、ワンちゃんは肉食寄りの雑食で、穀類を消化するには適さない短い腸で、穀類を消化する酵素も少ないという身体のつくりのため、体質によっては穀物を消化しきれずに便がゆるくなったり、ひどいと下痢や嘔吐をすることもあるのでトウモロコシ、小麦などの穀物を配合していないグレインフリー、グルテンフリーの製品が求められるようになってきています。
粗悪なミールが多く含まれている
穀物の次に配合されている原材料はミートミール、チキンミール、ポークミール、チキンエキスの肉類となっています。はっきりと、鶏肉やフレッシュチキンと明記されたものと違い、チキンミールやチキンエキスなど○○ミール、○○エキスと書かれたものは粗悪で危険な原材料の可能性があるといわれています。
例えばチキンミールは鶏をレンダリングといって粉々に粉砕したものです。高品質な鶏の可食部のみをレンダリングした場合はなんの問題もない良質なタンパク質源ですが、人間が考える可食部以外の、とさかや羽、足など、または4Dミートが混ざっていない保証はありません。
4Dミートとは
DEAD 死亡した動物の肉
DISEASED 病気だった動物の肉
DYING 死にかけだった動物の肉
DISABLED 障害のあった動物の肉
という4つの頭文字のDをとって作られた言葉で、もちろん良い原材料とはいえず、大事なワンちゃんには絶対に与えたくないものですが、レンダリングされてしまえばわかりません。原材料の欄には4Dミートと記載されているわけではなく、レンダリングしたのち○○ミール、○○エキスなどと記載されることが多いようです。
原材料の欄に○○ミール、○○エキスなどと記載されてしまうと詳しい内容は調べようがないため、原材料をしっかり確認している飼い主さんには敬遠されています。
合成酸化防止剤不使用
ワンズライフには合成酸化防止剤が使用されていません。ドッグフードに使われることの多い酸化防止剤には、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BTA(ジブチルヒドロキシトルエン)などがあります。
BHA、BTAはもともとガソリン用、石油用の酸化防止剤として合成された化学物質で、人間用の食品添加物としてもごく限られた製品のみで使用が認められていますが動物実験の結果、発がん性や歩行障害、呼吸困難などの可能性が確認されています。
ワンズライフの原材料の中ではビタミンEが天然の酸化防止剤の役割を果たしています。ワンズライフは国産なので海外の輸入品と違い船便で長期、高温のコンテナで運ばれることもないため強い酸化防止剤が必要ないのでしょう。
人工添加物不使用
ワンズライフには人工添加物が使用されていません。人工添加物には着色料や発色剤、香料などがありますが、ワンちゃんは色で食欲を左右されることがないため着色料や発色剤は意味のないものです。また、香料も原材料に嗜好性があれば不要なものです。
人工添加物は身体に良くないだけではなく、食べ続けることで体内に蓄積されてさまざまな病気の原因になる危険があるため不使用であることは高く評価できます。
ワンズライフのラインナップ
ワンズライフのラインナップから、子犬用チキン味、成犬用ビーフ&フィッシュ味、成犬用チキン&フィッシュ味、シニア用チキン味についてみていきましょう。
すべて、ペット栄養管理士監修のもと、小型犬に最適な優れた栄養バランスと抜群の美味しさを追求しています。
子犬用チキン味
ワンズライフ小型犬子犬用チキン味は、離乳から生後12ヶ月までの子犬用、チキン味のフードです。良質なたんぱく質が理想的な体格・筋肉の維持をサポートします。脳の健康な発育のためにDHA・EPAを配合し、歯・骨の健康な発育にカルシウムが「ワンズライフ 成犬用」と比較して130%強化されています。
成犬用ビーフ&フィッシュ味
歯の健康維持に「歯みがき粒」が入っています。骨・関節の健康維持にN-アセチルグルコサミン・カルシウム、お腹の健康維持にビール酵母が配合してあります。また、植物発酵抽出エキスが腸内の善玉菌を増やし、便臭を抑えます。
成犬用チキン&フィッシュ味
ワンズライフ成犬用ビーフ&フィッシュ味との違いはビーフエキスが入っていないこと以外、特徴はほぼ変わりがないようです。
シニア用チキン味
ペット栄養管理士監修のもと、シニア犬に最適な栄養バランスになっていて、骨・関節の健康維持にN-アセチルグルコサミン・カルシウムが配合されています。また、脳の健康な働きのためにDHA・EPAを配合し、下部尿路の健康維持にミネラルの含有量を調整しています。
口コミは悪いものが目立つ
ワンズライフの口コミには悪い口コミが多いようですが、詳しく検証していきましょう。
アレルギー体質な犬にはナシ
ワンズライフはアレルギー体質な犬にはナシという口コミがあります。アレルギーによって引き起こされる症状にはかゆみや発疹、脱毛などの皮膚炎や鼻炎、目の炎症、下痢などの消化器症状などがあり、約4割のワンちゃんがなにかしらの食物アレルギーの可能性があるといわれています。
ワンズライフは主原料がトウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉等の穀物で、トウモロコシや小麦はアレルギーを起こしやすい原材料です。また、配合されているおからや大豆もアレルゲンになりやすい原材料なので穀物や豆類にアレルギーのあるワンちゃんには向いていないといえます。
アレルギー体質のワンちゃんには穀物を含まないグレインフリー、グルテンフリーのドッグフードを選んであげると良いでしょう。
食べた後に体を痒がる
ワンズライフを食べた後に身体を痒がるという口コミもあります。ワンちゃんのかゆみの原因にはいろいろありますが、食べた後に痒がる場合はワンズライフに配合された原材料にアレルギーがある可能性があります。
正確な診断をするには、6週間以上、おやつも含めて制限食以外のものは与えずに症状の改善が認められるかをみる食事療法(食事制限)または血液検査がありますが、ワンズライフ以外で症状が出ないのならばドッグフードを変えてあげるのが良い方法かもしれません。
食べない
ワンズライフを食べないとの口コミもあります。小型犬はもともと食べ物の好き嫌いが多く食事が難しいといわれています。ワンズライフが好みではなかった可能性もありますが、食べない場合に一番心配なのは体調不良です。鼻水が出ていないか、尿や便の様子は普段と変わりないか、口臭が強くなっていないかなど普段の様子と比べてみましょう。
体調に問題がなく、好き嫌いで食べない場合の対応策としては、ふやかしてあげることで香りが立ち食欲をそそることがあります。また、好きな食べ物を少量よく混ぜて与えることで食べてくれることもあります。食べなかったらご飯を下げてしまう、食べたら褒めるというしつけも効果的ですが、飼い主さんの判断でワンちゃんに向いていると思われる方法を試してみると良いでしょう。
目やにが増えた
ワンズライフを食べて目やにが増えたとの口コミもあります。多少の目やには新陳代謝によるもので正常なものですが、急に増えたり黄緑色や粘度の高い目やには心配です。小型犬ではシーズーやパグは角膜炎やドライアイになりやすい犬種です。
目やにについて調べたところ、目やにだけの場合はドッグフードとの関連性は低いようですが、涙やけになるとドッグフードが関係してくることもあるようです。涙やけとは涙の通り道の鼻涙管がつまって涙があふれ出てしまう流涙症が続くことで炎症を起こし発症します。鼻涙管を詰まらせる原因は体内に蓄積された老廃物だといわれていて、体質に合わないタンパク質や過剰な添加物が原因になることがあります。
まとめ
ワンズライフは1964年に設立された、50年以上の歴史のある国内のペットフード会社のスマックが製造、販売していた小型犬向けのドッグフードですが現在は販売終了しています。
主原料がトウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉等の穀物で、トウモロコシや小麦はアレルギーを起こしやすい原材料で、また、おからや大豆も配合されているのでアレルギー体質のワンちゃんには向いていない商品です。また、ミートミール、チキンミール、ポークミール、チキンエキスが配合されているので原材料にこだわりのある飼い主さんに選ばれる可能性は低いでしょう。
販売終了しているので現在は入手できない商品ですが、特徴など参考にしてみてください。
ワンズライフ以外のおすすめドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
モグワン
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
アカナ
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 5,724円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)