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安全な原材料を使い、化学添加物を使用しないドッグフードに魅力を感じる飼い主さんは多いのではないでしょうか。
今回注目したヤラーのドッグフードは、原材料の96%~100%がオーガニック認定をうけていて、添加物や原材料に残留した農薬や抗生物質などが含まれていません。
ヤラーの特徴や栄養価、人気の種類、口コミについて調べたのでドッグフード選びの参考にしてみてください。
ヤラーの特徴
ヤラーは、1992年にオランダで作られたオーガニックペットフードブランドで、日本では1994年から販売されています。現在では、ヨーロッパにおいてオーガニックペットフードのシェアNo.1となっています。
ヤラーのペットフードは、ほぼ100%オーガニックの原材料を使用し、オランダ、フランス、ドイツの3カ国で第3者機関の厳選な審査を受けてオーガニック認証を取得しています。原材料はもちろん、製造工程や工場内部も公開、徹底した品質管理をし、すべて要請があれば開示できるようトレーサビリティ(追跡可能)となっています。
ヤラーの特徴について詳しくみていきましょう。
グレインフリーも出している
グレインとは、小麦、オート麦、トウモロコシ、米などの穀類と、小麦粉など穀類を粉にしたものを指し、穀類を使っていないことをグレインフリーといいます。
ワンちゃんは肉食寄りの雑食のため、肉類を消化しやすいように腸が短く、穀類を消化する酵素を少ししかもっていないという、穀類を消化するのにはあまり適していない身体の構造になっています。ワンちゃんの体質によっては穀物を食べるとお腹がゆるくなったり、下痢や嘔吐をしたり、アレルギー症状が出ることもあるので穀物があわないワンちゃんにはグレインフリーのドッグフードを選んであげる必要があります。
ヤラーでは、「オーガニックドッグフード グレインフリー」というグレインフリーの商品も出しています。ヤラーのグレインフリーはオーガニックチキンの配合率が高いので良質なタンパク質とアミノ酸が摂取でき、嗜好性も良くなっています。また、発育を促進したり、肌の健康を維持すると言われているビタミンAを豊富に配合しています。
100%オーガニック
ヤラーのドッグフードは一部のドライフードを除いて100%のオーガニック認定をうけています。100%ではない製品もオーガニック認証率は96%以上と大変高くなっています。
オーガニック(有機)と無農薬はどこが違うのかと疑問に思う方もいるようですが、無農薬は文字通り農薬を使わないで栽培することですが、オーガニックはさらに化学肥料も使わず太陽や水、土など自然をいかした栽培方法や加工方法のことです。
また、オーガニックは食材を食べる人間や動物の健康に配慮するだけではなく、人間や動植物、微生物などすべての命、多様な生物との共生と自然環境への配慮と保全、などの意味合いも持っています。
ヤラーのオーガニックへのこだわりは、原材料である肉や魚、野菜などの生産者や生産工程から、ペットの口に入る完成品に至る全行程にわたり、Euro leaf(EU)、EKO(オランダ)、AB (Agriculture Biologique)(フランス)、Bio-Siegel(ドイツ)の4つのオーガニック認証をうけています。また、オーガニック認証以外でも、国際標準化機構やVeganなど6つの認証を受けています。
消化器系に優しい
ヤラーにはセンシティブという消化器系に優しい製品があります。センシティブは大豆、小麦、トウモロコシを使わず消化しやすい穀物である米を使用しているので下痢や嘔吐の多いワンちゃんに適しています。
製造工場は内部を公開している
ヤラー製造工場は内部を公開しているのですが、ペットフード製造工場で内部公開をするのは珍しいことのようなので、それだけ品質管理に自信があるということでしょう。工場内部はスタッフも設備も常に清潔に保たれているそうです。
ヤラーの栄養価
オーガニックドックフードチキンの原材料と栄養価です。
【原材料】
鶏肉*、全粒オート麦*、トウモロコシ*、全粒小麦*、鶏脂*、大豆外皮*、ニシン、えんどう豆*、乾燥豚レバー*、ひまわりの種皮*、イースト、ビタミン類(VC、VB3、VB12、VA、VB2、VK、VB1、VD3、パントテン酸、塩化コリン、硫酸カリウム、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸亜鉛 硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ビタミンE)
アスタリスク(*)のついたものはオーガニック認証されている原材料です。オーガニック認証率は97%で、原材料中の肉の配合率は24.5%です。
【成分】
粗蛋白質26% 粗脂肪12.5% 粗灰分6.5% 粗繊維4.5%
水分8.0% 炭水化物42.5% カルシウム1.4% リン0.9%
ナトリウム0.3% マグネシウム0.12% ビタミンA18,000 IU/kg
ビタミンD1,420 IU/kg ビタミンE100 mg/kg
代謝エネルギー/100gあたり346 kcal
主原料はチキン
ヤラーのドッグフードは「ベジタリアン」以外は主原料にオーガニックチキンを使っています。チキンは低カロリーで良質なタンパク質なので、必要な栄養をとりつつダイエットにも向いている原材料です。ヤラーの工場では鶏のくちばしや羽、足などを手作業で処理し、可食部ではない部分が混入することはありません。
ヤラーのドッグフードに使われる鶏は、薬剤不使用でオーガニックの飼料で育てられるので、一般的なブロイラーの鶏よりも25日長く飼育されます。専有面積の規定などにより広い大地で陽当たりのよい大地でお日様の光をいっぱいに浴びて育つため、ストレスも少なく、運動量も多いので身が締まった脂肪の少ない鶏に育ちます。
化学薬品一切不使用
ヤラーのオーガニックへのこだわりは原材料である肉や魚、野菜だけでなく、生産者や生産工程から、ペットの口に入るドッグフードの完成品にまで配慮されています。無農薬で化学肥料も不使用、酸化防止剤なども天然のもので、もちろん着色料や香料も使用されていません。
化学合成された添加物は発がん性など直接の害があるほか、基準値を守った配合でも体内に蓄積されて時間をかけて体調の不良を引き起こす危険があるので化学薬品一切不使用のヤラーのドッグフードは安心できます。
4Dミール不使用
オーガニックにこだわるヤラーはもちろん4Dミートを使ったミールも不使用です。
4Dミートとは
DEAD 死亡した動物の肉
DISEASED 病気だった動物の肉
DYING 死にかけだった動物の肉
DISABLED 障害のあった動物の肉
という4つの頭文字Dからできた言葉です。
もちろん人間の食事に使われることはありませんが、格安な原料として粗悪なドッグフードには使われている可能性があるようです。原材料には4Dミートと表記されることはなく、レンダリングといって粉砕加工をしたあとで○○ミールなどの表記で配合されます。安心安全なドッグフードを与えたい飼い主さんは避けたい原材料です。
塩が使われている
ヤラーのドッグフードの原材料には塩(塩化ナトリウム)が配合されています。ナトリウムは細胞の浸透圧を調整するのに必要な電解質ですが、摂りすぎると腎臓疾患や心臓疾患などのリスクが高まります。特に小型犬は心臓病にかかりやすい犬種といわれていますので注意が必要です。
AAFCO(米国飼料検査官協会)のガイドラインではドッグフードに必要なナトリウムの濃度は、成長期の子犬で0.3%、成犬では0.08%が最低ラインになっています。ヤラーのドッグフードの成分ではナトリウム0.3%となっていますが、多くのドッグフードで0.3%~0.7%の配合になっているので特別多い配合量ではないようです。
人気の種類
ヤラーの製品にはドライ7種、アルミトレー5種、缶詰3種、ビスケット2種、おやつ1種の18種のラインナップがあります。ドライの中から人気の製品についてご紹介します。
シニア
ヤラーのオーガニックドック シニアは加齢のトラブルをサポートする製品です。ワンちゃんは7歳ごろからシニア期にはいります。シニアになると、外見では毛の艶がなくなってきたり、歯が悪くなってくることもあり、身体の中の変化では代謝が落ちたり、消化機能が落ちる、また、怪我をしやすくなるなど加齢の症状がでてきます
シニアフードは、DHAやEPAが豊富な青魚やハーブを配合、消化しやすい食材を使いお腹にも優しいフードです。特長としてはえんどう豆と大豆外皮を使用し、タンパク質量を増やし、シニア向けにカロリーは抑えてあります。肉の配合率は17%で、オーガニック認証率は97%です。
センシティブ
ヤラーのオーガニックドッグフード センシティブはワンちゃんの腸内環境のトラブルをサポートするフードで消化しやすい食材を使いお腹に優しく作られていています。肉の配合率は23.5%でオーガニック認証率は100%です。
エネルギー要求量が少~標準通常の運動量の中~大型犬(成犬)、運動量の少ない小型犬(成犬)、生後6ヶ月以上の超大型犬(幼犬)の小麦アレルギーがある、消化器系が気になるワンちゃんにおすすめです。
小型犬専用
ヤラーのオーガニックドッグフード 小型犬専用は7mmサイズの小粒でヤラーの商品の中で最も小粒に作られている、口の小さな小型犬にも食べやすいフードです。チワワ、トイプードル、ダックスフンド等の小型犬にぴったりで、サイズは小さいですが原材料はもちろん他の商品同様すべてオーガニックのドッグフードです。
特長としては必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸を含むニシンを加え、血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果に対応しています。肉の配合率は24.5%でオーガニック認証率は96%になっています。
ベジタリアン
ヤラーのオーガニックドッグフード ベジタリアンはお肉にアレルギーのあるワンちゃんやダイエット中のワンちゃんに適したドッグフードです。肉配合率は0%と、一切使用していません。オーガニック認証率は100%です。
一般的にワンちゃんは肉食寄りの雑食として知られていますが、最近ではお肉アレルギーのワンちゃんもいます。ベジタリアンはお肉不使用ですので、お肉アレルギーのワンちゃんはもちろん、ダイエットしたいワンちゃんにも適しています。
具体的にはエネルギー要求量少~標準の成犬:大~超大型犬・老犬・肥満気味で、動物性原材料アレルギーがある、消化器系が敏感、皮膚や被毛に問題があるワンちゃんにむいています。妊娠授乳期のワンちゃんには適さないのでほかのフードを選んであげてください。
製品の特長としては、βカロテンを豊富に含み、外的ストレスから肌を守るシロバナルーピン、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、疲労回復、消化不良などに効果があるとされるバオバブ、ダイエットや整腸を助けるココナッツオイルを使用しています。
ヤラーの口コミ
ヤラーの口コミをみていきましょう。良い口コミも悪い口コミもあるので客観的にみて参考にしてみてください。
便の状態が良くなった
ヤラーにして便の状態が良くなったとの口コミがあります。ワンちゃんのお腹がゆるかったり下痢をするのは病気でない場合は消化吸収がうまくいっていないということになります。便は食べたものの栄養を吸収した後のカスのようなものなので、量は多くなく硬さはトイレットペーパーで簡単に拾えるくらいが良い便のめやすになります。
ヤラーはオーガニックのお腹に優しい原料を使っているので消化吸収が良く便の状態が良くなったのでしょう。
涙やけがなおった
ヤラーを食べるようになって涙やけがなおったとの声もあります。公式ページによるとアレルギーや皮膚炎、涙やけなどの症状が見られるワンちゃんが、ドッグフードをヤラーに変更することで、症状改善の傾向が現れているそうです。
獣医師の見解ではヤラーのオーガニックフードには防腐剤などの添加物や、原材料に残留した農薬やホルモン剤や抗生物質などが含まれていないため、ワンちゃんが本来持っている自然治癒力が呼び覚まされるのではないかとのことです。
吐いてしまった
ヤラーのドッグフードを食べて吐いてしまったというワンちゃんもいます。ヤラーのドライフードは、「センシティブ」をのぞいた全製品に、オート麦、トウモロコシ、小麦を、また、「センシティブ」には米を使っています。
ワンちゃんは穀物を消化しにくい身体の構造なのでうまく消化できずに吐いてしまったのかもしれません。穀物が体質に合わないワンちゃんにはグレインフリーの製品を選んであげる必要があります。また、早食いや食べ過ぎが原因になることもあるので食べる様子をみてあげることも重要といえます。
価格が高い
ヤラーは価格が高いという口コミもあります。2019年2月現在でオンラインショップの価格を調べたところ、ドライタイプの「オーガニックドッグフード チキン」の値段はすべて税込みで600g 1,760円、2kg 5,184円、5kg 11,340円、10kg 21,578円となっています。5kgのもので計算すると100gあたり226.8円で、確かに高めではあるようですがヤラーのオーガニックのこだわりをみると仕方ないのかもしれません。
まとめ
今回は欧州3ヵ国でオーガニック取得したオーガニックドッグフードのヤラーについて調べてみました。ヤラーはほとんどの製品の原材料が100%オーガニック認定を受けていて化学添加物も一切使用していません。
小麦やトウモロコシを使用しているため、穀物にアレルギーのあるワンちゃんは「グレインフリー」を選ぶ必要がありますが、体質に問題がなければ、初めて購入の方限定でお試し商品(トライアルパッケージ)の無料プレゼントがあるのでオーガニックのドッグフードを探している飼い主さんは試してみても良いかもしれません。(2019年2月現在の情報です。)
ヤラー以外のおすすめドッグフード
アンドペット編集部が厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。
モグワン
モグワンは食いつきの良さを重視して作られたドッグフードです。
愛犬の健康を考えて無添加の栄養価の高いドッグフードを買ってみたけれども、なかなか食べてくれない…そんな経験をしたことはありませんか?
モグワンは高い栄養価を目指すべく原材料にこだわり抜きながらも、食いつきの良さも両立しました。
原材料はヒューマングレード、動物性タンパク質は50%以上・グレインフリー・無添加と健康を意識したドッグフードに必要な要素を全て詰め込みながらも、満足のいく食いつきを実現。
愛犬には健康的な食事をしてほしいけれど、毎日喜んでごはんを食べてほしいという飼い主の方におすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:1.8kg 3,960円(税込)
アカナ
アカナは世界中のペット愛好家から信頼されているドッグフード。ベースとなっている肉以外にも魚、野菜等もカナダで取れた新鮮な原材料のみを使っており、保存料も未使用。
もともと肉食の犬本来の自然な食事を再現した高タンパク質な栄養満点のドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 5,724円(税込)
カナガン
カナガンはペットの本場イギリス産のプレミアムドッグフードです。グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレード、添加物の不使用と愛犬の健康を守るには欠かせない原料へのこだわりが特徴。
全犬種の全ライフステージに対応していますが、粒が小さく食べやすいので、子犬や小型犬に与えるのに適しています。
愛くるしい小型犬に、健康な食事をして長生きしてほしい飼い主さんにおすすめのドッグフードです。
基本情報
参考価格:2kg 3,960円(税込)